マクラーレン・ホンダは、先週のバーレーンでのテストで“本来プレシーズンテストでやるべきだった作業”をやっていたとストフェル・バンドーンは認める。ホンダは2017年に新型エンジンを導入して大きな前進を狙ったが、信頼性問題が多発したことでバルセロナでの2週間のテストでまともに走行することができなかった。
そこから改善の兆しをみせていたマクラーレン・ホンダだが、トラブルに悩まされたF1バーレーンGP後にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われたインシーズンテストでは、初日にホンダのERSに水漏れが発生し、開発ドライバーのオリバー・ターベイは17周しか走れなかった。だが、2日目にはテストを引き継いだストフェル・バンドーンが81周を走行し、4番目タイムを記録。ただ、チームは2日目にトラブルフリーの一日を過ごした理由を把握できないでいる。しかし、ストフェル・バンドーンはその2日目の作業の多くが“バルセロナでやっておくべきこと”だったと語る。「もちろん、冬季テストであらゆる走行時間を逃したことで、僕たちは多くのことをキャッチアップしているところだ」とストフェル・バンドーンはコメント。「まだテストですでにやっておくべきだったことをレース週末中にやっていたりする。僕にとってはノーマルの一日を過ごせたことがとにかく嬉しかったし、トラックであれほど多くの周回を走れたのは久しぶりのように感じた」「あの日は多くのことを学んだ。問題なく走行できたのはシーズンで初めてだ。僕たちは多くのセットアップ変更を行ったし、パッケージについて多くのことを理解することができた。クルマのパフォーマンスがどこから来ているかを理解するという点ではとても助けになった」MGU-Hの故障によってF1バーレーンGPでスタートすることさえできなかったストフェル・バンドーンは、今週末のロシアでホンダのテストでの信頼性が続いてくれることを願っていると述べた。「僕たちはエンジンのセッティングなどいくつかのことを試したし、それが問題を100%解決したかどうかの正確な判断はまだ聞いていないけど、今週末はクルマにいくつか新しいものを持ち込む」とストフェル・バンドーンはコメント。「特定の問題は解決されていると言えることを願っているよ」「テストの後、毎日このぐらいいい一日になるようにしなければいけないと言ったけど、学んだことを進めて、スムーズな週末を過ごせることを願っている」