マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、2015年にホンダと手を組まずにメルセデスのF1エンジンのままだったら、何度かレースに勝っていただろうと述べた。長年メルセデスとパートナーを築いていたマクラーレンだが、2015年にメルセデスがワークス参戦したことでF1エンジンでそれまでのワークス待遇を受けられなくなり、2015年にホンダをF1復帰させてワークスエンジンを獲得した。
しかし、復帰初年度からホンダのF1エンジンは信頼性とパフォーマンスに欠け、まだ一度も表彰台にすら上がっていない。マクラーレンの最後の勝利は2012年のF1ブラジルGPでのジェンソン・バトンの優勝まで遡る。2017年シーズンのスタートでもホンダのF1エンジンはトラブルが多発。ドライバーのフェルナンド・アロンソはホンダを声高に非難し、今年F1フル参戦するストフェル・バンドーンも失望を口にしている。エリック・ブーリエも、マクラーレンが造り上げたMCL32のシャシーには何も問題はないと主張している。「エンジンがメルセデス、フェラーリ、そしてルノーと戦えるようになるかどうかは私にはわからないが、いいエンジンさえあれば、我々は競争力を手に入れることができるだろう」とエリック・ブーリエは AS にコメント。仮に2015年にホンダと組まずにメルセデスエンジンを使い続けていたとしたら、現在チームがどのようなポジションにいたかと何回くらい考えたかと質問されたエリック・ブーリエは「2~3回だと言っておこう」と笑いながたコメント。その場合は、マクラーレンがレースで勝っていたかと質問されたエリック・ブーリエは次の用に述べた。「そう思う。我々は再び勝っていただろうね」
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