マクラーレン・ホンダは、F1メキシコGPの予選で、フェルナンド・アロンソが16番手、ジェンソン・バトンは、マシントラブルにより予選に出走することができなかった。フェルナンド・アロンソ (16番手)「今回はペナルティによって決勝を最後尾からスタートすると分かった状態で、予選に臨んだ。なので、もともと午後の予選から得られるものはほとんどなく、それよりもマシンに対する感触をつかむことが目的だった。理由もなくタイヤを使って、エンジンの走行距離を増やしても、あまり意味がない」
「明日のレースでは雨と波乱の展開が必要となる。ドライ用とウエット用の新品タイヤは両方ともたくさんあるので、明日、何ができるのか見てみよう。レースでポジションを少しでも上げられるよう願っている」ジェンソン・バトン (20番手)「今朝、僕のマシンのエンジンがミスファイアしたため、同エンジンを交換して、明日に向けてすべて機能することを確認しなければならず、それによって予選に出場することができなかった。予選で何が起ころうと、僕はペナルティを受けるため、最後尾からスタートすることはわかっていた。それでも、やはり私はレーサーなので、コース上に出て、できる限りのことをやってみたかったという想いはある。今週末はほとんど走行できていないし、燃料を多く積んだ状態ではまだ走っていないので、明日は僕にとって難しいレースになるだろう。今のところ厳しい週末ではあるけど、それでも明日の決勝を楽しみにしている。新しいサーキットでレースをするのは楽しいし、何が起こるかわからないので、エキサイティングな展開になるだろう」エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)「午後はフェルナンドがここで良いラップを走ってくれたおかげで、Q1では16番手のタイムでした。つじつまが合わない発言に聞こえるかもしれませんが、我々のマシンのパフォーマンスは、長さ1.2km(0.75マイル)のメインストレートがあるサーキットには適していないため、実際には論理的で真実を語ったコメントなのです。また、フェルナンドがパワーユニット交換によるペナルティを受けると分かっていたので、彼のマシンのセットアップを通常よりもレース用の設定寄りにしていました。そういう状況だったので、我々はセクター2とセクター3のペースについては、かなり満足しています。それでも、Q2に進出できるほど十分ではなかったですし、フェルナンドおよび我々全員にとって、フラストレーションがたまる結果でした。それよりも悩ましいのは、今朝、ジェンソンのマシンのエンジンがFP3でミスファイアしたことです。これについては、原因をすぐに突き止めることができませんでした。最初は信号系の不具合が原因ではないかと疑っていたのですが、トラブルの原因はまだ解明できていません。問題が発生した後、まずは予防策として、ジェンソンがFP1で使ったエンジンを予選に向けて再度取り付けようと考えましたが、残念ながら、時間内に問題を解決することができませんでした。その結果、ジェンソンは予選に参加することができず、明日のレースをP20からスタートします。さらに、フェルナンドもパワーユニット交換によるペナルティのため、P20のジェンソンと並んで、明日の決勝をP19からスタートします。そんな逆境でも、明日の決勝では両ドライバーとも不屈の精神で、最後尾から懸命な追い上げを見せてくれるでしょう」関連:F1メキシコGP 予選:ニコ・ロズベルグが4戦連続ポールポジション
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