マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンは、F1オーストリアGP決勝レースでそれぞれ25グリッド降格ペナルティを受けることになった。 マクラーレン・ホンダは、初日のセッション後にジェンソン・バトンのパワーユニット一式の交換を決断。ターボチャージャーとMGU-Hは今季6基目、内燃機関とMGU-Kが5基目となる。そのため、ジェンソン・バトンに対するペナルティは合計して25グリッド降格となった。
また、すでにエンジン交換による20グリッド降格が決定していたフェルナンド・アロンソは、土曜日のフリー走行3回目にギアボックストラブルが発生してコース上でストップ。新しいギアボックスの搭載を余儀なくされたことで、フェルナンド・アロンソのペナルティは合計25グリッド降格に増えた。高速トラックであるレッドブル・リンクでの苦戦を見越しているマクラーレン・ホンダは、この先のイギリスやハンガリーではなくオーストリアでエンジンペナルティを受けることを選んだ。加えて、ジェンソン・バトンのクルマには搭載していないが、フェルナンド・アロンソのマシンにはショートノーズを特徴としたアップグレードパーツが装着されており、その作業に集中できる。 現在のF1は参戦台数が20台のため、フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンが全てのペナルティを消化することは不可能であり、予選結果に応じた未消化分がタイムペナルティとして科せられる。未消化のグリッド数に応じたタイムペナルティ・残りグリッド数が1〜5の場合:5秒ペナルティ(最終レースタイムに加算) ・残りグリッド数が6〜10の場合:10秒ペナルティ(最終レースタイムに加算) ・残りグリッド数が11以上の場合:ドライブスルーペナルティ
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