マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、3週間後の次戦F1スペインGPでポイントを獲得できると考えている。F1バーレーンGPでは、フェルナンド・アロンソが10位から4秒未満でシーズン初ポイントを逃した。マクラーレン・ホンダは、バルセロナに向けてシャシーとエンジンの両パッケージに大幅なアップグレードを計画しており、トップ10フィニッシュできるところまでクルマのパフォーマンスを進化させられると期待している。
「ほぼ実力で11位でフィニッシュしたので、ホンダがバルセロナに向けて約束しているパフォーマンスの増加があれば、もう周回遅れにされずにポイントに挑むには申し分ないはずだ」とエリック・ブーリエはコメント。「我々の予選ペースはまだ他には離されているので、目標はQ2ではあるが、バーレーンで11位でフィニッシュした後、我々はポイント圏内でフィニッシュしたいと思っている」エリック・ブーリエは、バーレーンでのクルマのパフォーマンスは期待通りだったと付け加えた。予選でのメインのスピードトラップでの数値は9.3mph劣っており、直線スピードは弱点のひとつのままだが、ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める新井康久は、スペインではその点での進歩を期待している。「もちろん、直線でのエンジンパフォーマンスが不足しており、まだトップスピードは出ていないが、そこに向かっています」と新井康久はコメント。「今週末、我々はいくつか前進を果たしましたし、相対的なペースは良かったですし、以前のレースよりも良くなっています」フェルナンド・アロンソは、自身のホームグランプリであるF1スペインGPがチームにとって重要なレースだと考えており、バルセロナと次のモナコの両方で改善が見られることを期待している。「我々全員にとって重要なレースだ」とフェルナンド・アロンソは述べた。「スペインGPはもちろん僕のホームグランプリだし、モナコは特別だ」「モナコは“パワーエフェクト”ではないので、うまくパフォーマンスを発揮できるだろうし、僕たちは集中して、団結しなければならない」「良い結果を出せると思っている」