マクラーレンのロン・デニスは、ケビン・マグヌッセンが将来F1を再開した際には、フェルナンド・アロンソやミカ・ハッキネンのようなワールドチャンピオンになれると述べた。マクラーレンは、2015年のレースドライバーにジェンソン・バトンとフェルナンド・アロンソを選択。ケビン・マグヌッセンは1年間ベンチでテスト兼リザーブドライバーを務めることになった。
ジェンソン・バトンとフェルナンド・アロンソはいずれも複数年契約だが、ロン・デニスはケビン・マグヌッセンはいずれ戻ると主張。その先には大きな未来が待っていると述べた。「彼のキャリアは小休止する。ポーズボタンを押さなければならなかった」とロン・デニスは述べた。「だが、彼はこの2人(アロンソとバトン)と同じく素晴らしいドライバーだ」「なぜ我々がジェンソンを選んだのかを説明するのは大きな痛みの伴うチャレンジだった。私は、そのとき彼がフェルナンドやミカ・ハッキネンと共通するものを持っているという私の信念を伝えた」「1年テストドライバーをしたからといって、F1にいる機会が奪われるわけではない。フェルナンドはミナルディでデビューし、ルノーのレースドライバーになるまでの1年間、テストドライバーを務めた。ミカはロータスで2年過ごしてからここへ来て、レースに出る前の1年はテストを担当していた。もちろん、2人ともその後ワールドチャンピオンになっている」レーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、ケビン・マグヌッセンが2016年に別のホンダのエンジンを搭載するF1チームでシートを見つける可能性があるとほのめかした。「あり得る。可能性はあるが、まだ話はしていない。もちろん、ケビンのことは100%サポートする。彼は誰よりも2016年のF1にいる可能性が高い」ケビン・マグヌッセンは、2015年にレースができないと知って落胆したというが、それでもマクラーレンチームの一員でいられて嬉しいと述べた。「もちろんレースができないことは残念だ。僕はレーシングドライバーだし、レースがしたい。それにはもちろんガッカリしてる。でも、今もまだ素晴らしいチームにいるし、僕のF1キャリアには大きな可能性が残されている。僕は若いし、これからたくさんの時間があるのでポジティブに捉えている」