マクラーレンは、シーズン開幕戦にむけて望んでいる位置にいないことを認めた。マクラーレンのスポーティングディクレターを務めるサム・マイケルは、マクラーレンは改善する必要なエリアを把握しているが、その進歩を実感するまでには時間がかかるだろうと述べた。「現時点で我々が必要としている位置にはきていないのは確かだ」とサム・マイケルはコメント。
「我々は冬の間にかなりの変更を行った。シーズンが進めが、それらが良くなってくると思う」「しかし、我々はまだ必要なエリアを最適化できていない。その見解は、本来あるべき状態ほど良くない場所について我々独自の知識から来ている」「まだクルマでやっていかなければならない作業がある。だが、シーズンは長い」マクラーレンは、今季マシンMP4-28にプルロッドサスペンションの採用、ハイノーズへの変更、エキゾースト周りなど、大幅な変更を施している。それらの変更により、冬季テストでは最大限を引き出すことに苦労したマクラーレンだが、サム・マイケルは、シーズン後半にさらによりアップデートを導入することで、最終的にそれらの変更が成果を挙げると確信している。「ここメルボルンで勝てるクルマを持ち込む意向だった。だが、それはできていないにしろ、少なくともそれはシーズンが進んでいくなかでより多くの開発ポテンシャルを提供するものだ」「ファクトリーでもそれを確認している。我々は改善しているエリアを確認している。ただ、まだそこには来ていない」マクラーレンは、開幕戦メルボルンでレッドブル、メルセデス、ロータス、フェラーリといったトップチーム勢に遅れをとっているかと質問されたサム・マイケルは「レース週末を過ごしてみるまで正直わからない。その時点まで確認することはできない」とコメント。「プラクティスでは、冬季テストよりも多くのことはしていない。公式セッションを行うまで人々が何をやってきたかについての知識はまったくない」「今は十分な情報がないが、予選とレース後には得ることができるだろう」