マクラーレンは、F1カナダGPの決勝レースで、ジェンソン・バトンが今季初優勝、ルイス・ハミルトンはリタイアだった。ジェンソン・バトン (1位)「僕のキャリアでも最高勝利だった。なので、今日は僕にとって特別な日だね。最後尾から1位までレースに勝利のために戦い、トラック上で前のマシンをオーバーテイクした。ライバルたちを次々とオーバーテイクしてグランプリに優勝するのはさらに気持ちがいいね」
「変わりやすいコンディションでのレースはいつだってトリッキーだ。でも、事前にグリップする場所がわかっているより、トラック上でグリップを探す方が好きだね。素晴らしい勝利だよ。これ以上のものはないよ。勝利が手に入りそうだったのに、特に土壇場で失望したモンテカルロのあとだしね。最終ラップでセバスチャン(ベッテル)がミスをしたので、今日は少し運がよかったけど、僕たちはその幸運に値すると思うよ! ルイスとの事故に関しては、背後にぼやけたロケット・レッド以外は見えなかった。でも、それは僕のリアウイングだったと思う。もちろん、ルイスのクルマも同じ色だけどね。僕はレーシングラインである左に動いて、そのあと衝撃を感じた。僕の二人ともゲームオーバーかと心配したよ。ルイスは僕が意図的ではなかたっとわかっているし、僕も彼が意図的にやったわけではないとわかっている。レースのリスタート前に彼と話をしたし、問題はないよ。レースエンジニアのデイブ(ロブソン)に心から感謝したい。これまで一緒に勝ったことがなかったので、この勝利は僕だけでなく、彼にとっても非常に特別な結果だ。今はこの瞬間を味わっていたいね。長くかかってしまったので余計に嬉しい。今は微笑をとめることができないよ!」ルイス・ハミルトン (リタイア)「まずなによりも、ジェンソンを心から祝福しなければならないね。彼は本当に素晴らしいレースをしたし、完全にこの勝利にふさわしいと思う。本当に素晴らしいドライバーだし、本当に素晴らしいパフォーマンスだった。チームに申し訳ない。彼らは今週、本当に一生懸命に働いてくれたし、今日は2台のマシンがポイントを稼いでフィニッシュできるはずだった。スタートからコンディションはとてもトリッキーだったけど、グリップはかなり良かったし、トラック上にマシンを留めておくためにベストを尽くしていた。レースペースもかなり良かったし、まったく問題はなかった。マーク(ウェバー)が1コーナーで少し早くブレーキをかけて、彼に接触した。彼は僕に十分なスペースを残してくれていたけど、インサイドの縁石に触って、アンダーステアになって彼に接触していまった。そこから反撃を始めた。ジェンソンの後ろに逆戻りしたあと、彼は最終シケインでミスをして立ち上がりが悪かったので、彼に接近することができた。ホームストレートで彼にほぼ並んだと感じた。でも、彼はおそらく僕に気づかなかったんだと思う。彼はレーシングライン上に寄せ続けていた。僕は行き場がなくなってしまい、ウォールにヒットしてしまった。もちろん、彼が意図的にやったとは思っていない。ジェンソンのことはよく知っているし、彼がそんなことをしないことはわかっている。彼はいい男だ。なので、もう次のレースと残りのシーズンに集中している。バレンシアではトラブルに巻き込まれないように予選でもう少し高いグリッドを獲得できれば素晴らしいだろうね。でも、僕たちのレースペースはいいし、本当にうまくやりたいと思っている」 関連:F1カナダGP:優勝はジェンソン・バトン、小林可夢偉7位
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