元F1ドライバーのフェリペ・マッサは、元所属チームであるフェラーリF1がフィールドの最前線に戻るために“過ちを犯し過ぎた”と感じている。2008年にフェラーリF1でランキング2位を獲得したフェリペ・マッサは、今ではその時代がフェラーリのミハエル・シューマッハ時代に次ぐ“最高の年”だったと振り返る。
現在、フェラーリF1が、レッドブルとメルセデスに次ぐ3位をマクラーレンと争っている状況について、フェリペ・マッサは「驚いていない」と AS に語った。「フェラーリの最高の年はシューマッハとのものだった。その後、2006年、2007年、2008年になる」とフェラーリF1で11勝を挙げたフェリペ・マッサは語る。「2009年以降、フェラーリはもはやベンチマークチームではなく、その状態が続いている。多くの変化があったが、もっと冷酷な考え方を持つことが重要だ。それがフェラーリの困難な部分だ」「2022年の変更で、フェラーリが再び勝つことができることを願っている。僕は『フェラーリスタ』だ。でも、簡単なことはでない。良い結果を得るには、非常に集中的でより冷静な作業が必要だ」フェリペ・マッサは、過去数週間のスピードのギャップを見れば、フェラーリはホンダとメルセデスに近づいたと考えられるものの、パワーユニットが過去数シーズンのチームのパフォーマンス不足の大きな要因だと感じている。だが、フェリペ・マッサは、2007年のドライバーズ、そして、2008年のコンストラクターズ以降、タイトルから遠ざかっているフェラーリF1は以前の成功を収めた意思決定の「冷酷さ」を再発見する必要があると感じている。 近年、フェラーリF1が苦境に陥っている理由について、フェリペ・マッサは「非常に多くの理由、あまりに多くの過ち」があったと Libero Quotidiano のインタビューで語った。「フェラーリでは、マスコミのプレッシャー、ファンの愛に苦しむものだ」「マラネロは、しっかりとした意思決定が必要なレーシングチームだ。僕たちの時代のフェラーリには、(ジャン)トッド、ロス・ブラウン、ロリー・バーン、(ステファノ)ドメニカリがいた」「ピットでは、冷酷さが広く行き渡り、それはGP中の不可欠なギフトだった。そして、僕たちは勝っていた」「ルクレールとサインツはお互いを完成させ、シャルルは速く、サインツはチームとうまく連携している。問題はドライバーではなく、メルセデスやホンダよりも馬力が少ないエンジンから来ている」今シーズンのドライバーズチャンピオンシップ争いについて、フェリペ・マッサは、マックス・フェルスタッペンが“F1史上最高のドライバーのひとり”であるルイス・ハミルトンを倒して初タイトルを獲得するのを見たいと語る。「メルセデスとハミルトンが成長しているとしても、マックスに期待したい」とフェリペ・マッサは語った。「シーズンの初めには、レッドブルズが誰よりも進んでいたが、今ではドイツのマシンがパフォーマンスの面で追いついてきている。ハミルトンは、数グランプリ前に苦しんでいたギャップを根絶した」「フェルスタッペンは速く、何も恐れず、、アシンを最大限に活用しているが、極端すぎることもある」「ハミルトンには計り知れない才能がある。彼は頭がいい。そして、彼には8回目のタイトルを獲得することができる経験がある」「スポーツの歴史は常に、才能がエキスパートチャンピオンの治世を脅かしすのを見てきた。僕はマックスのスタイルが好きだ。ハミルトンは8回目のタイトルに値するキングであり続けているけど、オランダの少年は歴史上最も偉大なドライバーのひとりに対して彼の最初のタイトルを獲得するチャンスがある」
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