フェリペ・マッサは、ダブルディフューザーが容認されたことで、オーバーテイクが困難になったと考えている。2009年のレギュレーション改訂では、オーバーテイク促進を狙ってマシンの空力要素が大きく制限され、F1マシンのルックスは様変わりした。しかし、ダブルディフューザーの登場によって、テクニカル・ワーキング・グループの努力は台無しになったとマッサは語る。
「FIAが計画したように、マシンはダウンフォースを減らした」「しかし、ダブルディフューザーを容認されたことで、計画はひっくり返されてしまった」ティモ・グロックは、可変フロントフラップさえも、オーバーテイクの助けにならないと語る。「前のクルマの乱気流の中にいるときは、グリップが全くなくなってしまう。四輪全てが滑っている状況になるんだ」