フェリペ・マッサは、メルセデスが今後もスローペースでフォーメーションラップを続けるようであればペナルティを科すべきだと述べた。フェリペ・マッサは、F1イギリスGPのスタートでクラッチトラブルに見舞われて失速。その後、キミ・ライコネンのクラッシュに巻き込まれてリタイを喫した。フェリペ・マッサは、フォーメーションラップを先導したニコ・ロズベルグがあまりにも遅かったため、コース上で2度も停止しなければならなかったと非難した。
「あの人たちはフォーメーションラップが遅すぎる。トラック上でストップしなければならないくらいだ」とフェリペ・マッサはコメント。「それでクラッチの温度が上がりすぎてしまい、きちんと機能しなかった。クラッチを動かそうとしたんだけど、クルマがアンチストールに入ってしまお、(スタートで)最後尾に下がってしまった」「通常であれば、スタートは問題ないので残念だ。クルマはとても速かったし、良いスタートをして、良いレースができていたはずだ。表彰台にも上がれたと思うし、コンストラクター図選手権で3位にいたはずだった。こんなことになってしまい残念だ」フェリペ・マッサは、これまでにもドライバーズブリーフィングでこの件について苦言を呈したことがあるというが、FIAはメルセデスドライバーを罰してはいない。「遅く走ってはいけないとFIAは言うけど、ペナルティを科すなどの行動は起こしていない。一度、次戦での5グリッド降格ペナルティでも科せば、全てが変わると思う」とフェリペ・マッサはコメント。「僕は2回もストップした。クラッチを引いて待った。あまりにも遅すぎるせいだ。遅くてバーンアウトもできやしない。自分がそうしたいからといって遅く走ってはいけないと思う。彼らは間違いなく故意にやっている。今までほとんどのレースでやっているので、何か理由があるんだろう。僕たちは何回も文句を言っている」「前回のレースを調べればわかると思うけど、いつものレースよりかなり速かったはずだ。僕が先頭だったからね。今までのレースよりもはるかに速かったはずだ」「メルセデスは何か理由があって遅く走っているんだろう。でも、それで困るチームもいる。特に僕たちはね。グリッドで僕のクルマはリアからスモークが出ていた。それも遅いフォーメーションラップのせいだ」