マーカス・エリクソンは、シャルル・ルクレールのザウバーでの初シーズンでの成功は、自身のF1での立場にも良い影響を与えると考えている。今年ザウバーでF1デビューを果たしたシャルル・ルクレールは、6度の入賞を果たして15ポイントを獲得し、ドライバーズ選手権で15位に位置しており、2019年はフェラーリへの移籍が決定している。
シャルル・ルクレールの活躍に触発されるかのようにチームメイトのマーカス・エリクソンも調子を上げており、4回の入賞を果たして6ポイントを獲得。実際、シーズン後半戦ではシャルル・ルクレールを上回るパフォーマンスを見せている。「過去5~6週末ではペースを上げられていると感じている」とマーカス・エリクソンはコメント。「シャルルよりも多くのポイントを獲得した。シャルルはフェラーリと数年間の契約を結んだ。それはかなり多くのことを物語っていると思う。僕がやるべきことは、それを続けられること、もしくはそれ以上のことやっていくことだ」シャルル・ルクレールは、F1での中期的な将来を確保したが、マーカス・エリクソンの見通しは不確定なままとなっている。マーカス・エリクソンの個人スポンサーは、2017年にザウバーを財政問題から救った投資グループの一員であるが、ザウバーでのマーカス・エリクソンのシートは決して保証されてはいない。報道によると、キミ・ライコネンとの契約はザウバーが独自に行ったものであり、タイトルスポンサーであるアルファロメオ=フェラーリにもうひとつのシートの選択権があるとも言われている。「過去数年よりもシート争いははるかに高いものになっている。実際、キミの契約がそれを示していると思う」とマーカス・エリクソンは認める。「もう来年のシートはひとつつしか残っていないし、自分がチームにいなければならないことを示すために印象付けて、懸命に仕事をしていく必要がある」「プレシャーは高いけど、それは嫌いではない。実際、彼らはそのための具体的なことやタイムフレームを与えてくれてはいないけど、今やらなければならないことはわかっている。それが契約のために十分かどうかは僕次第というわけではない。でも、僕はプッシュし続けて、印象付けていく必要がある」