ロータスF1チームの株式買収を進めているカンタムは、契約の遅れでキミ・ライコネンを保持できなかったことを後悔してはいないと主張する。キミ・ライコネンは、カンタムとの契約が完了するのを夏の間待っていたが、送金が銀行規制によって遅れ、最終的にキミ・ライコネンは2014年にフェラーリに移籍することを決断した。
カンタム・モータスポーツ会長のマンソール・イジャズは、キミ・ライコネンが残留することを望んでいたことは隠さないが、実現いなかったことを後悔していないと述べた。「ドライバーとしてのキミを心からリスペストしている」とマンソール・イジャズはコメント。「実際、彼の陽気な個性は大好きだ。だが、後悔してはいない」「我々は多くのことがコントロールを越えて起こる世界に生きている。これは、そのような状況のひとつだった。我々にとって可能ではなかった」「我々はやれることは全てやった。我々はこちらに動けば、彼らはブロックした。我々があちらに動けば、彼らがブロックした。我々がそちらに動き、やっと切り抜けることができた」「だが、その頃には人々は必要とする他のことを得ていた」「誰にでも自身の決定のための時間サイクルがある。我々がそれを変えることはできない」「彼が去ることを後悔しているとは決して言わないというのが答えだ。我々の前にはニコ・ヒュルケンベルグとの美しく輝かしい地平線がある」「だが、同時に、我々は彼がこのチームに意味するもの、F1というスポーツに意味するものを取り去ることはできない」「彼は、私の生涯で数少ない情熱と熱意を持ったドライバーだ」「彼は多くのドライバーが冒さないリスクを冒す。もう1〜2年彼を保持したかったか? イエスだ」「だが、我々はフェラーリでの彼の幸運を祈っているし、来年、出来る限り全てのレースの表彰台で、彼の隣、もう一段高い位置に立つのを楽しみにしている」