ロータスは、今週末のF1シンガポールGPにDRSのパフォーマンスの改善を目指して新しいリアウイングを投入する。F1イタリアGPでは期待外れな結果に終わったロータスだが、ハイダウンフォース特性のシンガポールはマシンの強みを生かせると考えており、表彰台争いへ戻れると確信している。
レースに持ち込むパッケージ改善の一部として投入されるリアウイングは、DRSが起動している歳の直線スピードのパフォーマンスを損なうことなく、コーナーで最大限のグリップを生み出す効果を狙っている。ロータスのテクニカルディレクターを務めるジェームズ・アリソンは「我々は新しいフロアとリアウイングを持ち込む。新しいリアウイングはモナコ仕様のリアウイングと同じダウンフォースレベルだが、DRSのデルタは良くなっている。このリアウイグは、DRSによる最大限のドラッグから減少したドラッグセッティングへの切り替えにより優れているということになる」とコメント。「我々はダウンフォース範囲の高いリアウイングを生産できていると思う。しかし、まだ高いダウンフォースレベルで達成するのがより難しいDRSのポテンシャルをさらに活用できるはずだ。トラックでどのように機能するか興味深い」新しいウイングは、F1日本GPで搭載される予定のダブルDRSとは別の開発品である。チーム代表のエリック・ブーリエは、ダブルDRSをシンガポールで使わないことについて「トラック特性に合わないだろう。このシステムは日本で戻って来る。そうは言っても、シンガポールではいくつかのアップグレードを予定しており、パフォーマンスを追加するはずだ」と述べた。