F1は5月にイモラでのエミリア・ロマーニャGPが雨のため中止となり、2023年第2四半期の収益が若干減少した。このレースは5月23日に開催される予定だったが、イモラ周辺で洪水が発生したため、F1は週末のレース開始予定時刻のわずか48時間前にイベントを中止せざるを得なくなった。
この中止により、4~5月期は7大会ではなく6大会しか開催されず、2022年の7億4,400万ドルから7億2,400万ドル、つまり3%の減収となった。この期間のチーム支払い額も3億6,800万ドルから3億4,400万ドルに減少し、前年同期比で7%減少したことになる。それでも、フォーミュラ・ワン・グループの第2四半期の営業利益は4,900万ドルから5,200万ドルへと改善した。F1の商業権保有者であるリバティ・メディアは、「レースプロモーションとスポンサーシップの成長がメディア権収入の減少によって相殺されたため、第2四半期はF1の主要収入が減少した」と述べた。「当期は開催されたレースが1つ減ったにもかかわらず、レースプロモーション収入は契約上の手数料増により増加し、スポンサーシップ収入は新規スポンサーからの収入計上と既存スポンサーからの収入増により増加した」「シーズンベース収入の比例認識低下の影響によりメディア権利収入は減少したが、F1 TV加入収入の継続的な成長と新規および更新契約に基づく料金の増加によって部分的に相殺された。「その他のF1収入は第2四半期に減少したが、これは主に運賃のインフレが緩和されたことによる運賃収入の減少、および当期のレース開催が1戦少なかったことによるホスピタリティ収入の減少によるもので、ライセンス収入の増加やF2/F3マシンのシャシー販売に関連する収入の増加によって一部相殺された」F1の社長兼最高経営責任者ステファノ・ドメニカリは、スポーツの最新四半期について次のようにコメントした。「F1は我々の成長の勢いを活かしており、我々のファンは従来型、デジタル、ソーシャルメディアのプラットフォーム全体でこのスポーツに参加している」「我々はレッドブルのシーズン累計での記録破りのパフォーマンスを祝福するとともに、グリッドの残りの部分で差が縮まり、コース上でエキサイティングなライバル関係が生まれるのを見て興奮している」「来年は世界各地で24のレースを開催する予定であり、より近接した場所で連続レースを開催することで、F1にとってもチームにとっても効率的な運営を行うことができる」
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