ランド・ノリスは、2023年F1第12戦ハンガリーGPで2戦連続となる2位表彰台を獲得。マクラーレンのF1シーズン序盤にパフォーマンスの悪さを理由に誹謗中傷を受けたことに対して「人々が間違っていることを証明した」と宣言した。ノリスは、ハンガロリンクで終盤に追い上げるセルジオ・ペレスを抑えて2位となり、前戦シルバーストンに続いて2戦連続の表彰台を獲得した。
ノリスは3番手スタートだったが、ターン1でレッドブルのマックス・フェルスタッペンとメルセデスのルイス・ハミルトンのバトルに巻き込まれ、チームメイトのオスカー・ピアストリに先行を許す。しかし、それを乗り越え、チームメイトのオスカル・ピアストリをアンダーカット。レース終盤はペレスからポジションを守ることになった。「厳しいレースだった」とノリスは認めた。「簡単なレースではなかった、特にチェコが最後に追いついたけど、彼には追いつくのに十分なペースがなかった」「最初は少し戦わなければならなかった。ターン1で少し失敗してしまったけど、マクラーレンがまた表彰台を獲得できたのは素晴らしいことだ」次に勝利が訪れるのかとの質問に、ノリスは 「マックスがリタイアしたりすれば、そうなるかもしれない」と答えた。「でも、ミスや何かが起きない限り、レッドブル勢は速すぎる」「現時点では、Q1から抜け出すのに苦労していた4~5レース前の状態から、ポールポジション争いや表彰台争いをするまでに進歩したことに満足している。今はそれを受け入れるし、僕たちの時間は後からやってくるだろう」マクラーレンの調子が好転したのは、オーストリアGPでノリスのマシンに大幅なアップグレードが導入された後だった。前回のシルバーストーンでピアストリがそのパッケージを受け取っている。アップデートによってパフォーマンスが大幅に向上したことについて、ノリス「多くのハードワークと素晴らしいチームワークがあり、ファクトリーの全員が素晴らしい仕事をしてくれた」と語った。「序盤に苦戦することは分かっていたと思うし、かなり貧弱に見えた」「十分な仕事をしていないという誹謗中傷がたくさんあったけど、一部の人が間違っていたことがようやく証明できてうれしい」