ロバート・クビサは、2017年型のルノーのF1マシンをテストするというアイデアに心を騒がせることはないと語る。ロバート・クビサは、ルノーと2度のプライベートテストを実施して、2012年F1マシンで走行。6年以上遠ざかっていたF1復帰の噂が加速している。ルノーF1のマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、ロバート・クビサのテストの結果には満足しているが、次のステップについてはコメントを控えている。
噂ではロバート・クビサは、F1ハンガリーGP後のインシーズンテストで2017年マシンを走らせ、金曜フリー走行でも走行を行い、さらにはジョリオン・パーマーと交代でレースシートに座るとさえ言われている。シリル・アビテブールは「私は推測を強めたくない」とコメント。「現在の焦点は、現行ラインナップと我々の持っているパッケージの最大限を生かしていくことであり、適切な時期に2018年について考えていく」だが、ロバート・クビサは負傷した右腕の動きに恒久的な制約があるが、高速化した2017年F1マシンを走らせるというアイデアに心を騒がせることはないと語る。「違いは主にコーナリングでのパフォーマンスだ。ただ、それは習慣と作業だけの問題だ」とロバート・クビサは Corriere della Sera にコメント。「他の人にそれができるのであれば、僕にそれができない理由はない」「ルノーが僕にトライさせる勇気と自信があるのであれば、今の僕はそれに応えることができると言っておこう」「トレーニングと準備はしていくけど、今は自分が以前のドライバーに戻れるとわかっている。うわべだけの謙虚さではなく、2010年の僕のレベルは高かったと言える」「今は自分が2011年のあの時間という運命から引き返すことができると理解している」「バレンシアのボックスでクルマが僕のために準備されているのを見たとき、『これが僕がずっと感じていた情熱だ。これが僕の人生だと』思った。ル・カステレ(ポール・リカール)での2回目のテストでは、その感覚はさらに明白になった」「心配しなくてもいいことがわかったし、コックピットで満ち足りた気持ちになることは6年間無くしていたことだった。残りはほぼ魔法のように起こったし、たとえ次にどんなことが起こっても、僕次第だ」