ケビン・マグヌッセンが、今週アブダビで行われるGP2テストをキャンセルした。マクラーレンの育成ドライバーであるケビン・マグヌッセンは、フォーミュラ・ルノー3.5のタイトル獲得により、所属チームのDAMSとの契約の一部としてテスト初日の火曜日に走る予定だった。しかし、ケビン・マグヌッセンのマネジメントは、月曜日の午後に土壇場で今週末は走らないとの決定をしたと AUTOSPORT は報じた。
これにより、DAMSは、火曜日に1台のマシンしか走らせないことになり、GP2の条件により、2台を走らせられないことへの罰金として20,000ユーロ(約266万円)を支払わなければならない。マクラーレンは、同じく育成ドライバーのストフェル・バンドーンをテストに参加させることに満足しており、ケビン・マグヌッセンの決定はマクラーレンとは無関係であるとみられている。DAMSのジャン・ポール・ドゥリオ代表は「とても驚いている。そして失望している」とコメント。「一緒に非常に素晴らしいシーズンを過ごし、(フォーミュラ・ルノー3.5の)チャンピオンを獲得した後なので残念だ」「理由はわからないが、ゴールがF1なのであれば、GP2カーに1日を費やすことはなんら問題はないと思う」「ケビンは、クルマに不慣れだろうし、誰も彼が全員のトップにいるとは思っていないだろう。影響はないはずだ」「私はケビンがF1に行くことを願っている。我々は25年間、ドライバーがF1に行く手助けをしてきたし、チームを非常に誇りに思っている」「しかし、替わりのドライバーを見つけるにはあまりに遅すぎる。我々のクルマの一台にドライバーがいないなど、GP2で始めてのことだ」