ケビン・マグヌッセンは、F1シンガポールGPの決勝レースをまったく水を飲めない状況で走り切った。F1シンガポールGPは、高い湿度と30℃の暑さのなかで2時間近くを走るドライバーにとって苛酷な環境でのレースとして有名だ。ケビン・マグヌッセンは、15番グリッドから10位でフィニッシュ。チームに今シーズン2度目のポイントをもたらしたが、61周を走り切ったマグヌッセンは消耗しきっていた。
「身体的にとてもタフだった。クルマのなまでまったく水が飲めなかったのでかなりタフだった」とケビン・マグヌッセンはコメント。「何が問題だったのかはわからない。水が入ってなかったのか、ボトルが故障したのかはわからないけど、チームが僕に飲み物の借りがあるのは確かだね!」「とにかく最後はそのことは忘れて、なんとかやっていかなければならなかった」ケビン・マグヌッセンは、レースでソフトタイヤを使わなかったが、それがトップ10でフィニッシュするためには重要だったと感じている。「素晴らしいスタートが切れたし、(スタート直後の)クラッシュでいくつか順位を上げることができた」「そこからはタイヤをかなりうまく労わることができた。僕にとってのレースの鍵は戦略だった」「チームは僕たちはタイヤにに関して有利だと気付き、最後に2回のスーパーソフトのスティントを行うことを決断した。難しい判断だったけどね」「クルマのバランスは良かったので、僕たちはウルトラソフトとスーパーソフトを使った2ストップ戦略を選んだ。不可能だったかもしれないけど、彼らはそれを実行して、最後にそれが成果を挙げた」「もう少し直線スピードがあれば、最後にトロ・ロッソとフォース・インディアを抜けたかも知れない」「それでも、結果には本当に満足している。チームは週末を通して本当に良い仕事をしたし、このチームの全員がそれに相応しい」