ケビン・マグヌッセンは、契約によって追い出すカタチになったパストール・マルドナドに対して、同情を抱かずにはいられないと認めた。昨年9月、前身チームのロータスは、パストール・マルドナドは2016年の契約を結んでいたが、その後ルノーが買収。パストール・マルドナドのスポンサーであるPDVSAからの支払いが遅れたこともあり、ルノーはパストール・マルドナドをケビン・マグヌッセンと交代させることに決めた。
ルノーとの契約によってF1キャリアを繋ぎとめたケビン・マグヌッセンは「パストールには心から敬意を払いたい。僕は彼と同じ状況を経験しているので、タフなのはわかる。気の毒に思っている」とケビン・マグヌッセンは述べた。「でも、次に彼が何に挑戦したとしても、きっと成功できると思ってる」 ケビン・マグヌッセンは、2014年にマクラーレンでレースドライバーを務めたが、2015年はリザーブドライバーに降格。2016年を前に契約を打ち切られている。しかし、今後トラック上でマクラーレンとホイール・トゥ・ホイールのバトルになることがあっても、そのことは考えないとケビン・マグヌッセンは主張する。「彼らのことは本当に何とも思っていない。気にしてない。倒せる相手は全員倒すよ」 ケビン・マグヌッセンは、ルノーの大きな前進を予感している。 「1日1日、取り組んでいきたい。今はビルドアップの段階だ」とケビン・マグヌッセンはコメント。「新しいチームなので、最初はいろいろ学ぶことになるだろう。謙虚にならなければいけないし、現実を見て、一生懸命仕事をしなければならない。とにかく、僕は最初のレースを楽しんで、きちんとしたF1チームできちんとしたレースカーに乗れることを楽しむつもりだ」