ケビン・マグヌッセンは、マクラーレンとの関係を解消したことを発表した。ケビン・マグヌッセンは、2010年にマクラーレンの育成ドライバーとして加入。2014年にマクラーレンのレースドライバーとしてF1を戦い、デビュー戦オーストラリアGPで表彰台を獲得。55ポイントを獲得し、ドライバーズ選手権を11位で終えた。
2015年のドライバーとしてフェルナンド・アロンソが加入が発表され、マクラーレンはジェンソン・バトンとケビン・マグヌッセンのどちらを続投するかを検討したが、最終的にジェンソン・バトンを選び、ケビン・マグヌッセンはテスト兼リザーブドライバーとしてチームに残った。今年の開幕戦では、テストでのクラッシュで脳震盪を起こしたフェルナンド・アロンソの代役としてグリッドに並ぶ予定だったが、レコノサンスラップでMP4-30にトラブルが発生して、レースをスタートできずに終えた。また、マクラーレンは、2016年もフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンの続投を決定。来季、ケビン・マグヌッセンがマクラーレンでレースをする可能性はなくなっていた。ケビン・マグヌッセンは「彼らの言葉を待っているうちに、マクラーレンが持っていた僕のオプション期限は切れてしまった」と Motorpsort.com に明かした。「数日間、何も連絡がなかった。それから1週間ほどしてロン(デニス)の個人秘書のジャスティン(ボーエン)からEメールが届いたのを見た瞬間、その内容の想像はついた。そこには短いパラグラフで、僕のために将来は何も用意できないと説明されていた。実はそれが届いたのは僕の誕生日だった」2016年シーズンのグリッドは空席が少なくなってきているが、ルノーがロータスの買収を完了すれば、ケビン・マグヌッセンにはそこでシートを得る可能性が残されている。ケビン・マグヌッセンは、F1に残りたいと決意を口にした。 「複数のF1チームといい話をしているし、いくつかはまだ続いている。チャンスはある」「今でも僕の狙いはF1だ。僕の望みは変わっていない。僕はレースの勝ち方を知っている。チャンピオンシップの勝ち方も知っている。今でもF1ワールドチャンピオンになってやると思っている。それは変わらない」 また、自身のTwitterでも「マクラーレンの友人にありがとうと言いたい」と報告。「たくさんの素晴らしい人々がいた。みんなの幸運を祈っている。うまくいかなくて残念だけど、僕は決して夢を諦めない。お見逃しなく」