世界ラリー選手権(WRC)2度の王者カッレ・ロバンペラが、トヨタの支援を受けて本格参戦するシングルシーター挑戦で厳しい現実に直面している。鈴鹿で行われたスーパーフォーミュラ合同テストでは、ウエット、ドライ両セッションでタイムシート最後尾に沈んだ。ロバンペラはセッション合計81周を走行したが、最終走行ではトップから2秒以上遅れる結果となった。
長年マネジメントを務めるティモ・ヨウキは、その難しさを率直に認めている。「本当に難しい。これほどパワフルでまったく新しいクルマで、このレベルから学び始めるのは簡単ではない」とヨウキは語った。「しかもテスト初日はすぐに雨になった。もちろんウエットの経験は積めたが、スタートとしては厳しかった」と説明した。それでもヨウキは、今季の目標を現実的に設定すべきだと強調する。「もしシーズン終盤にトップ5に入れれば、それがひとつの目標になるかもしれない」ロバンペラは2027年のフォーミュラ2参戦を視野に入れているが、ヨウキは将来について含みを持たせた。「結果が出始めなければ――今年でなくても、来年には――どうするべきか考えなければならない」“速さ”の質がまったく異なる世界元F1ドライバーのミカ・サロは、フォーミュラ・リージョナルからスーパーフォーミュラへの飛躍の大きさを指摘する。「スーパーフォーミュラははるかに速く、まったく異なる運転感覚だ」とサロは語った。「鈴鹿は世界でも最も難しいサーキットのひとつだ。そこでリズムを失えば、次の4〜5コーナーも連鎖的に崩れてしまう」それでもサロは前向きな評価を示している。「カッレは常に進歩している。それがあるべき姿だ。彼はゼロから始めたが、他のドライバーは子どもの頃からサーキットレースを続けてきた」元コ・ドライバーのヨンネ・ハルットゥネンも視点を広げる。「これは優れたランナーを優れたスキーヤーに変えるようなものだ」とハルットゥネンは述べた。「今年の結果だけでカッレを厳しく評価するつもりはない。最も重要なのは、レースごとに進歩が見えることだ」スーパーフォーミュラの2026年シーズンは、4月にモビリティリゾートもてぎで開幕する。