F1の会長兼CEOを務めるステファノ・ドメニカリは、現時点でF1日本GPを開催できるかどうかについて状況を観察中だと認める。新型コロナウイルスの世界的な流行は弱まることはなく、すでに2021年のF1カレンダーはいくつかの中止によって変更が加えられている。最近では11月のF1オーストラリアGPの中止が決まり、ステファノ・ドメニカリも計画通りに23戦を実現できるかは不透明な状況であることを認めている。
「23戦を開催できるかどうかは分からない。だが、それが目標だ」とステファノ・ドメニカリは GQ に語った。「我々は誰とも良好な関係を築いており、さまざまな選択肢を準備している」最近、新たいF1カタールGPが2021年シーズン後半の代替開催地に浮上したが、ステファノ・ドメニカリはその可能性を否定。実際には開幕戦の舞台となったバーレーンでまた別のレースを開催する可能性が高いことを示唆した。「実際、バーレーンでまた別のレースを開催することが話し合われている」10月に鈴鹿サーキットで開催予定のF1日本GPも開催が懸念されている。東京オリンピックがほぼ無観客で行われているなか、富士スピードウェイでのWECの富士6時間レース(9月24日)、もてぎでのMotoGPの日本GP(10月3日)はすでに中止が決定している。一部報道では開催の2か月前となる8月10日が開催可否を決定する最終期限だと報じられた。この件についてステファノ・ドメニカリは「8月中旬までにはすべてを確定させたいと思っている。日本の状況が観察下にあることを隠すつもりはない」と語った。
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