インディカー:アロー・マクラーレンは、トニー・カナーンの昇進を含む、チームメンバーのリーダー職の変更を発表した。長年のレーサーであるカナーンは、今年のインディ500でお別れのドライブをした後、ヘルメットを脱ぎ、アロー・マクラーレンのスペシャルアドバイザーに就任していた。
カナーンは今後、チーム経営陣のより正式なポジションに移行し、成長を続けるインディカ・プログラムのスポーティングディレクターに就任する。レースウイーク中もドライバーと密接に仕事をすることに変わりはないが、今後はパートナーとの関係を強化し、トラック内外でチーム全体のリソースとしての役割を果たすことになる。「スペシャルアドバイザーとしての役割は、ドライバーではなく、リーダーとしてチームの反対側に立つことを試す機会だった。チームがどのように運営されているかを観察し、改善点を提案したり、チームの商業的な面を手伝ったりすることができた」とカナーンは語った。「この仕事も悪くないとすぐにわかった。実際、とても気に入っているし、レースウイークエンドだけでなく、日々の仕事でももっと貢献できることがあると思った」「アロー・マクラーレンをさらに良くするために貢献できるユニークな経験を積んで、チームにより深く関わることができるこの新しい役割を楽しみにしている」今回の発表では、ギャビン・ウォードがレーシング・ディレクターからチームプリンシパルへと肩書きを変更した。この肩書きは、ウォードが最近任されている幅広い責任を反映したもので、マクラーレン・レーシングのCEOであるザク・ブラウンに直属することになる。アロー・マクラーレンのドライバーたちは2023年のチャンピオンシップで4位、9位、12位を獲得しており、チームは今回の社内配置転換でさらに上位を目指すことになる。