元F1ドライバーのニコ・ヒュルケンベルグは、先月インディカーを初テストしたが、「個人的な理由」でインディカーへの転向を除外した。ニコ・ヒュルケンベルグは、2019年末にルノーのF1シートを失って以来、フルタイムのレースシートがない状態となっている。昨年、レーシング・ポイントで2回のF1代役参戦を果たした後、今年もアストンマーティンF1のリザーブドライバーの役割を継続している。
先月、ニコ・ヒュルケンベルグは、将来のインディカーへの参戦を評価するために、バーバー・モータースポーツ・パークでアロー・マクラーンSPとのテストに参加し、100周以上を走り込んだ。ニコ・ヒュルケンベルグは、テスト前にインディカーは「間違いなく興味がある」とし、インディカーのレースは「とても楽しそう」に見えると語っていた。しかし、ニコ・ヒュルケンベルグは木曜日にTwitterに投稿し、インディカーに転向することはないことを発表した。「インディカーに関するクイックアップデート:2週間前にインディカーをテストできたこのはエキサイティングだった。この機会を与えてくれたアロー・マクラーレンSPに感謝している」とニコ・ヒュルケンベルグは書いた。「しかし、個人的な理由でそれを進めないことに決めた。将来の計画はちょくちょく連絡していく」アロー・マクラーレンSPは、近い将来、インディカーを3台体制に拡大するオプションを検討しており、2023年にフルタイムで展開する前に、来年のいくつかのレースとシーズン後半もインディ500の追加エントリーを計画している。マクラーレン・レーシングのCEOを務めるザク・ブラウンは、テストの前にニコ・ヒュルケンベルグが将来の3人目のドライバーを検討する際に、チームにとって「リストの上位にいる」と語っていた。最近、ニコ・ヒュルケンベルグは妻が9月に女の子の赤ちゃんを出産して父親になっている。近年、ロマン・グロージャンやマーカス・エリクソンなど、多くの元F1ドライバーがインディカーに転向しており、二人とも来季のインディカーにフルタイムで参戦する。ロマン・グロージャンは、2021年にデイル・コイン・レーシングとのルーキーシーズンで主にロードコースとストリートコースでレースを行ってたが、2022年はアンドレッティ・オートスポーツからフルタイムで参戦する。