ニコ・ヒュルケンベルグは、メルセデスF1のリザーブドライバーになるオファーを断った。昨年でルノーのF1シートを失ったニコ・ヒュルケンベルグは、シルバーストンの2連戦で新型コロナウイルスに感染したセルジオ・ペレスの代役としてレーシング・ポイントから参戦。F1 70周年GPでは3番グリッドを獲得し、7位入賞でレースを終えた。
この活躍を受け、メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、ニコ・ヒュルケンベルグのリザーブドライバー就任の可能性をほのめかしていた。しかし、ニコ・ヒュルケンベルグは「リザーブドライバーを追い求めてはいない」と AvD Motorsport Magazin に語った。「10年間レースシートに座ってきたので、僕にとってレギュラーでコックピットに座れる見込みがほとんどない復帰を浮きいれることはほとんど意味のないことだ」今年、どのカテゴリーでもフルタイムのシートを手に入れていないニコ・ヒュルケンベルグだが、新型コロナウイルス危機のなかで自分は利用可能なままだと語る。「もちろん、新型コロナウイルスによって再び何か起こる可能性は常にある。でも、それを想定してはいない」とニコ・ヒュルケンベルグは語る。「健康を維持して、できる限り準備をしておくつもりだ」「でも、それが隔週で起こるとは思わない。2021年に戻るために取り組んでいる。」一部の人は、ニコ・ヒュルケンベルクが苦戦するレッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンの理想的な後任になると考えている。レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは「彼は自分が利用可能であることを知らせてきた」と Motorsport-Total.com にコメント。「だからといって、それが我々のマシンに乗るという意味ではない」「私が『素晴らしいレースをした』と言った誰もが我々のところに来た場合、我々には10台のマシンが必要だ。彼らの一人が良いパフォーマンスを示し、それを認めたとしても、それによって我々との契約が得られるわけではない」
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