ニコ・ヒュルケンベルグは、新型コロナウイルスに感染したセルジオ・ペレスの代役としてレーシング・ポイントF1からF1イギリスGP以降のレースに参戦すると報じられているが、それと同時に過去のツイートが話題を集めている。F1イギリスGPに先立った新型コロナウイルス検査でレーシング・ポイントF1のセルジオ・ペレスが陽性反応が出たことで、レースの欠場が決定したともに10日間隔離されることになった。
セルジオ・ペレスの感染は3連戦という最悪のタイミングで起こってしまい、第5戦70周年記念GP、さらには第6戦スペインGPへの出場も危ぶまれている。F1はドライバーに感染者が出た場合にもグランプリ週末は決行することを明確にしており、レーシング・ポイントF1は2台のマシンを出走させるとしている。レーシング・ポイントF1は公式リザーブドライバーがおらず、エンジン供給元のメルセデスとリザーブドライバーを共有している。しかし、ストフェル・バンドーンは8月5日にフォーミュラEのレースが控えており、エステバン・グティエレスは最後にレースをしたのが2016年であるため、スーパーライセンスが切れており、再びレース出場の資格を得るためには300kmのF1テストを完了する必要がある。そこで白羽の矢が立ったのがニコ・ヒュルケンベルグだ。昨年までルノーF1のドライバーを務めていたヒュルケンベルグはフォース・インディア時代に同チームに5年間所属しており、2012年と2014年~2016年にレースドライバーを務めていた。この報道と同時にニコ・ヒュルケンベルグの過去のツイートが話題を集めている。フォース・インディアは2017年のシーズン開幕直前にオーストリアの大手浄水器総合メーカー『BWT』とスポンサー契約を締結。マシンカラーを同社がモータースポーツ活動で使用しているピンクに変更している。発表当時、このカラーリングはかなり不評であり、SNS上では多くの批判的なコメントが寄せられた。前年末にチームを離れていたニコ・ヒュルケンベルグもその一人。ピンクのカラーリングのマシンとともに「これでようやく僕がフォース・インディアを離れた理由が理解してもらえると思う」と投稿していた。今季、BWTはレーシング・ポイントのタイトルスポンサーという大口の協賛をしており、“ピンクメルセデス”と呼ばれる同チームのRP20の“ピンク”の由来となっている。この1回のツイートによってBWTがニコ・ヒュルケンベルグの契約を拒む可能性は低いが、ツイートには気を付けなければならない。
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