ニコ・ヒュルケンベルグは、ルノーの2018年F1マシン『R.S.18』はパフォーマンス面もバランス面もまだ“十分ではない”と語る。ルノーF1は、2018年のF1世界選手権の開幕戦オーストラリアGPでニコ・ヒュルケンベルグが7位、カルロス・サインツが10位とダブル入賞を果たしており、トップ3チームに次ぐ“ベスト・オブ・ザ・レスト”の一角だと目されている。
ルノーF1は、オーストラリアのパッケージにはより多くのポテンシャルがあると感じているが、ニコ・ヒュルケンベルグはマシンはまだ期待値を満たしていないと語る「バランスは十分とは言えない。ノーだ。パフォーマンスもね」とニコ・ヒュルケンベルグはコメント。「バランス面とマシン特性は望んでいたものではないし、望んでいたところには到達していない。期待を少し下回っていると言ってもいいかもしれない」その問題はセットアップで解消することはできないのかと質問されたニコ・ヒュルケンベルグは「もっとポテンシャルを引き出して、向上させていくためには、もっと大きなものが必要だと思う」とコメント。だが、チームメイトのカルロス・サインツは、マシンはシーズンを通して劇的に改善を果たせる堅実なプラットフォームだと感じていると語っており、二人の意見は一致していない。「正直、オーストラリアではクルマを本当に快適に感じていた」とカルロス・サインツはコメント。「予選までは本当に快適だったし、バルセロナよりもはるかに快適だった。ただQ3でのラップではそれが出せなかった。バルセロナでは苦しんでいたし、ハースと戦うことになると思っていたけど、Q2のラップでは突然、彼らの前にいた」「本当に快適に感じていたし、バーレーンにもそのフィーリングを持ち込めることを願っている」二人ともルノーはまだトップ3チームには手が届かないという点では一致しているが、カルロス・サインツはルノーには今シーズンを通してギャップを縮めるために他のどのチームも上回れる開発プランがあると語る。「レッドブルははるか先にいる。正確なラップタイムはわからないけど、彼らははるかに前にいるし、今年それは発展していくだろう。彼らはシーズンを通してF1で最も開発が速いチームだ。彼らはシャシーの開発がとても得意だからね」「でも、僕たちの目標は今年開発面で全員を上回ることだし、シーズン中にもう少し近づくことができれば、それ兆候だろう。ルノーは今年の開発プログラムをリードする準備が整っている」