ニコ・ヒュルケンベルグにも、2016年にフェラーリでキミ・ライコネンの後任に就く可能性が残っているかもしれない。 先週、Corriere dello Sport は、バルテリ・ボッタスのフェラーリ移籍についてチーム間で合意に至ったと報じた。また、La Gazzetta dello Sport によれば、バルテリ・ボッタスの“オプション契約”を有するウィリアムズはその権利を放棄するにあたり、フェラーリに対して1,850万ユーロ(約24億9,200万円)の高額を要求していると報じた。
実際、まだ契約はまとまっていない可能性はある。 MTV3 でF1解説を務めるオスカリ・サーリは、「私の知る限り、バルテリはフェラーリと契約していない。合意の可能性はあったが、イタリアの報道は少々早まった。舞台裏ではまだ交渉が続いているかもしれない。しかし、他のドライバーとも話し合っているはずだ」と述べている。フェラーリとウィリアムズはコメントを拒否しておえり、バルテリ・ボッタスが離脱した場合にウィリアムズのシートに収まると言われるフェリペ・ナッセを擁するザウバーのモニーシャ・カルテンボーンも同じく発言を控えている。 メルセデス・ベンツのモータースポーツ責任者であり、バルテリ・ボッタスのマネジメントの一角を担うトト・ヴォルフは「(フェラーリと)合意に至る可能性は50%」と述べている。バルテリ・ボッタス以外の候補者として名前を挙げられているのが、先ごろル・マン24時間レースを制したニコ・ヒュルケンベルグだ。 ニコ・ヒュルケンベルグは「今後数週間のうちには全てがはっきりすると思う。もちろん、興味のある選択肢がいくつかあるし、フェラーリに興味がないと言う人は一人もいないと思う。僕もドアをノックしている」と ZDF に認めている。 フェラーリは、すでに同じドイツ出身のセバスチャン・ベッテルがおり、ニコ・ヒュルケンベルグにとってフェラーリ移籍の最大のハードルは国籍かもしれない。しかし、ニコ・ヒュルケンベルグは「国籍の要素的にはあまり有利じゃないだろうね。でも、それがノックアウトされる要素になるかどうかはわからない。いずれにしても、他の選択肢もある」 「僕に関心を寄せてくれているチームが他にいくつかあるんだ。だから、見てみよう。展開次第ね。キミがどうなるか、ボッタスがどうするか。最初の動きがわかれば、あとはドミノ効果ではっきりしていくだろう」
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