ホンダのファクトリーチーム、レプソル・ホンダは24日、スペインの首都マドリードに位置するレプソル社のヘッドクオーターにて、RC213Vのニューカラーリングを発表した。1995年から19年目の協力関係を結ぶホンダとレプソルは、2月5日からのオフィシャルテストを控え、ファクトリーライダーのダニ・ペドロサとマルク・マルケス、HRC取締役副社長の中本修平、レプソル最高経営責任者のアントニオ・ブルファウ、チームマネージャーに就任したリビオ・スッポらが出席して、タイトル奪回を目指す2013年のデザインを披露した。
2013年のチーム体制を発表した中本修平は、「ホンダは昨年型のバイクの開発を継続しました。ダニとケーシーがラグナセカから走らせ、ポテンシャルが高まり、進化したエンジンを搭載したバイクを使用します。レギュレーションの変更により、バイクの重量が増しましたが、それに対応する時間がありました。それに、パフォーマンスが優れた燃料を使用します。バレンシアのテストでは、ダニが満足感を示しました。」とコメント。「ダニは昨シーズン終盤の走りを継続すれば、チャンピオンシップを制覇する機会があります。マルケスはタイヤに順応する時間が少し必要です。重圧はありませんが、表彰台争いは確かです」昨季自己最多勝を挙げて、ランク2位に進出したダニ・ペドロサは、「予選方式がどうなのか確認しなければいけないけど、上手く適応できると思う。プラクティスがよりエキサイティングになるアイデアだ。新しいデザインはナイスでフレッシュ。みんなが気に入ってくれるだろう」と感想を語った。Moto2クラス王者として最高峰クラスに初進出するマルク・マルケスは、「新しい靴を履いた子供のように嬉しい。この冬のトレーニング成果はテストで確認できるだろう。全ての分野で成長、進歩するために、プレシーズンでやるべきことが沢山ある」と、満面の笑みを浮かべながらも気を引き締めた。