ホンダのF1エンジンが、ブラジルGPで1-2フィニッシュを達成。標高の高い土地に位置するサーキットで高いパフォーマンスを発揮している。F1ブラジルGPでは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがポールポジションから優勝。トロロッソのピエール・ガスリーもメルセデスのルイス・ハミルトンを抑えきって2位に続き、ホンダとして28年ぶりの1-2フィニッシュを達成した。
インテルラゴス・サーキットは、メキシコのエルマノス・ロドリゲス・サーキット、オーストリアのレッドブル・リンクにともに高地に位置するサーキット。ホンダはそれらのサーキットで強さを見せている。オーストラリアGPでは優勝、メキシコGPではペナルティによって降格したもののマックス・フェルスタッペンが予選でトップタイムを記録。そして、今回のブラジルGPではポール・トゥ・ウィンを達成している。標高の高いサーキットでは空気の薄さによってエンジンの燃焼が落ち、ロングストレートではMGU-Hが鍵を握る。ホンダのMGU-Hは、ジェット機部門と連携して開発された技術の結晶。MGU-Hは排気ガスからの熱を電気エネルギーに変換。そのパワーはMGU-Hに供給されるが貯属することもできる。MGU-Kとは異なり、MGU-Hは1周あたりのエネルギー回生量に制限はない。そのことからエンジンのエネルギー回生システムのパフォーマンスの基本となっており、総出力の20%を示している。またMGU-Hはターボのスピードをコントロールするという別の機能もある。MGU-Hによってスロットを踏んですぐにターボを回転させることができる。そうすることでより素早い空気圧縮とターボエンジンのラグを解消することを可能にしている。これはエンジンのドライバビリティにとって重要な要素となる。メルセデスのテクニカルディレクターを務めるジェームス・アリソン「我々はホンダが電力面で優位性があると結論付けなければならない」とブラジルで語っている。また、バルテリ・ボッタスも「レッドブルには高地のサーキットに適したマシンがある」と同意する。ルイス・ハミルトンもレース後「彼らは今日物凄く速かったし、ストレートでは格好の標的にされた」とレッドブルとホンダのブラジルでのストレートでの速さを指摘している。フェラーリのF1チーム代表マッティア・ビノットも、ブラジルGPではホンダがコンマ数秒速かったと認め、ホンダのF1エンジンに疑いの目を向けるのはアンフェアだと型うr。「私には彼らが何をしているのか説明することはできないし、我々の作業内容しかわからない。彼らのスピードは高かったが、驚いていると言うのはアンフェアだと思う」とマッティア・ビノットは語った。「マックスの方がはコンマ数秒速かったので、やるべき仕事がある」「だが、我々はシーズン開幕にあったわずかなギャップを縮めることができた。我々は最速かつ最も信頼性のあるクルマを手にしているときには勝利している。しかし、我々は前を向き続けている」「我々は自分たちの弱点を特定しているし、そこは来年に向けての希望を与えてくれている。今シーズン全体を見れば、我々が負けたのはコンマ2~3秒足りなかったからだ」 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿 - 2019年11月月17日午後2時38分PST
全文を読む