ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、F1オーストリアGPの勝利の後トロフィーを受ける役目を託されたが、何をするべきかわかなかったと語った。F1オーストリアGPでのマックス・フェルスタッペンの優勝は、ホンダにとって2006年のハンガリーGPでのジェンソン・バトンが優勝して以来、13年ぶりの勝利となった。
かつてホンダのインディカーの技術面を担当していた田辺豊治は、2017年末にテクニカルディレクターに就任。ホンダF1のパフォーマンスと信頼性の向上に大きな役割を果たしてきた。田辺豊治は、レッドブル・ホンダからコンストラクターズトロフィーを受け取る役割を任させて、遅れて表彰台に登壇した。「『あなたが行きなさい」と言われたときは驚きました」 と田辺豊治はコメント。「どうすればいいのかわかりませんでした。それが他よりも少し遅れて表彰台に上がった理由です。国歌の前に立っている必要があると思るので、『行かなければならない』と思う増したが、遅刻してしまいました」「もちろんこれが初めてですし、『参ったな、何をすればいいんだ?』と思いましたね」「誰も教えてくれませんでした! でも、素晴らしかったです。下にチームメンバーやレッドブルも見えました。彼らはとても幸せでしたし、たくさんのファンもそこにいました」田辺豊治は、表彰台で堂々と優勝トロフィーを掲げ、マックス・フェルスタッペンと勝利のシャンパンファイトを行った。