ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1オーストリアGPの金曜記者会見に出席。メディアからの質問に答えた。ホンダは、前戦フランスGPでアップグレード版“スペック3”パワーユニットを投入。今週末のオーストリアGPでは前戦で導入を見送ったアレクサンダー・アルボンにも搭載され、4台すべてが最新スペックのF1エンジンを走らせる。
ポール・リカールでスペック3は期待通りのパフォーマンスを発揮したかと質問された田辺豊治は「基本的にはイエスです」とコメント。「コース上で最新スペックを走らせたとき、デート上でいくつかの改善を確認することができました。その後、ダイナモのデータとも比較し、トラックサイドでも改善が見られました」「ですが、その一方でスペック3を導入した際に私が以前に言及したほど改善はそれほど大きくはありません。信頼性とパフォーマンスを改善していますが、パフォーマンスはそれほど大きなものではありません。もっとパフォーマンスを発揮できるようにプッシュし続けていかなければなりません」今後、さらなる新型パワーユニット導入を計画しているかと質問された田辺豊治は「そうですね、お考えのようにシーズンの半分に満たない段階で我々はすでに3基目のPUを適用していますし、今シーズンにまた新たたスペックを導入する予定です。正確にそれがいつなのか、どれくらいの改善を果たすのは申し上げられません。その時がきたら発表します」とコメント。ホンダのスペック3の開発には、ホンダのジョット機部門との密接な協力体制があったことを田辺豊治は明かしている。その件について質問された田辺豊治は「我々にはHonda R&Dがあり、そのひとつの部門がF1レースプロジェクトを担当しているHonda SAKURA R&Dです。そして、我々我には多くのタイプのテクノロジジーを含めた大きなテクノロジーセンターがあります。我々が使用しているのはそのリソースであり、非常に密接に協力しています。ッジェットエンジンだけでなく、他のパーツもそうです」とコメント。「その結果、我々は前回のレースでホンダのレーシングテクノロジーとジェットエンジンテクノロジーとが協力した新しいターボチャージャーを導入しました。我々は小さなレーシンググループだけでなく、Honda R&Dの全てのリソースを使ってパフォーマンスを向上させようとしています」マックス・フェルスタッペンは最近パッケージへの不満を示し始めており、チーム移籍も囁かれている。レッドブル・ホンダのプロジェクトを長期的に信頼させ続けることにどれくらい自身があるかと質問された田辺豊治は「我々双方が課題や目標を達成するために非常に懸命に取り組んでいます」とコメント。「コックピットからのフィーリングは理解していますし、我々はパワーユニットだけでなく、シャシーからもパフォーマンスを届けようとしています。なので、我々はドライバーを維持し、マックスに自信を持ってクルマに乗ってもらえるように非常に懸命に仕事をし続けていかなければなりません」「いずれにしろ、それが我々のゴールです。そのために我々は非常に懸命に取り組んでいます。トップレベルを達成するために埋めなければならないギャップがあることは理解していますし、そのための期間が限られている事も分かっています」F1の見応えについてしばしばインディカーと比較されることがあるが、技術面、シャシー、エンジンなど今後のF1に取り入れられることはあるかと質問された田辺豊治は「そうですね。インディカーとF1はスポーツであり、エンターテインメントでもあります」とコメント。「2つのシリーズの間には大きな違いがあり、観客の特性も異なると思います。しかし、お互いから学んだり、アイデアを共有することは良いことだと思いますし、F1の強化、インディカーの強化に繋がると思います」
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