ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は、マクラーレンの“大きなプレッシャー”のおかげで将来ホンダはより強くなれると語る。来週末のF1アブダビGPで3シーズンにわたるマクラーレン・ホンダのプロジェクトは終了し、2018年からはマクラーレンはルノーにF1パワーユニットを変更し、ホンダはトロ・ロッソにF1パワーユニットを供給する。
過去3年間を振り返り、長谷川祐介は、上位でレースをする期待をもったチームと一緒に仕事をした経験は、ホンダに長期的に利益をもたらすと考えている。マクラーレン・ホンダのパートナーシップをどのように見ているかと質問された長谷川祐介は「難しい質問ですね」と RACER にコメント。「我々はマクラーレンにとても感謝していますし、多くのことを学ぶことができました。我々はマクラーレンにサポートを受けましたが、彼らから巨大なプレッシャーもありました。それはフェアなものであり、我々も内部からプレッシャーを感じていました」「それは非常に厳しいものでしたが、我々がもっと強くなるためには非常な環境でした」マクラーレンとのパートナーシップにおける最終戦となるアブダビについて長谷川祐介は「エンジニアとして、パフォーマンスを最大限に生かせるように信頼性のあるレースをして、ポイントを獲得して終えたいです。ですが、もちろん、マネジメントという観点から悲しい気分になるでしょうね」長谷川祐介は、先週末のブラジルで8位でフィニッシュしたフェルナンド・アロンソは“信じられないような走り”をしていたと述べ、アブダビでも同じようなパフォーマンスを期待していると述べた。「我々は再びポイントを獲得できることを期待していますし、4番目に速いクルマが目標だと思っています」と長谷川祐介はコメント。「もちろん、ライトが決めるまで実際のレースパフォーマンスはわかりませんが、ブラジルでの金曜と土曜日のプラクティスは、ウィリアムズ、フォース・インディア、ルノーの中団のなかで競争力があると感じました。ですので、ポイントを獲得できることを期待しています」「我々はフリーエアで走るチャンスがありませんでしたので、マクラーレンが4番目に速いかどうかはわかりません。ですが、それはフォース・インディアに関しても同じことですし、フォース・インディアと比較してどうかはわかりません。我々はウィリアムズよりは間違いなく速かったですし、我々が4番目に速いクルマだったと思います」
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