ホンダのモータースポーツ部長を務める山本雅史が2日(土)にモンツァ・サーキットに到着。F1の将来についてマクラーレンと重大な会議を行うと注目を集めている。マクラーレンとホンダの決別が現実味を帯びてきた。1日(金)には日本の本田技研工業にて長い会議が催されたと Autosport は報道。
ホンダは、マクラーレンとのパートナーシップを継続するという立場を貫くか、トロ・ロッソと新たなパートナーシップを受け入れるか、もしくはF1撤退を決断する必要がある。Autosport は、ホンダに近い情報筋の証言として、マクラーレンの代表者も出席した金曜日の東京での会議では最終的な決定はなかったという。ホンダのモータースポーツ活動の予算を持っているとされている山本雅史は、モンツァでマクラーレンとその件について議論し、結論に達すると思われている。マクラーレンは、2018年からルノーへの変更を支持していると考えられているが、それを実現するためには克服すべきハードルがある。ルノーは、2018年にカスタマー供給契約を4チームに拡大することに消極的であるとされ、トロ・ロッソがホンダに変更することがマクラーレンにとっての望みの綱となる。ルノーの4チームへの供給についての立場について質問されたマクラーレンのエグゼクティブディレクターのザク・ブラウンは「私にはわからない。様々な課題があり、コントロールできるものもできないものもある」とコメント。「全てが完了すれば、我々は決断し、発表を行うだろう。我々の先には舵を取っていかなければならない課題がいくつかある」「だが、我々は誰かの決断を待っているわけではない。我々が自分たちで意思決定をする必要がある」1日(金)には、ルノーのジェローム・ストール代表、マネージングディレクターのシリル・アビテブール、アドバイザーのアラン・プロストがマクラーレンのモーターホームを訪れている。トロ・ロッソは、ホンダが契約を望んでいるかを知る最終期限を日曜日の午後6時に定めているとされているが、ザク・ブラウンはもう少し長く待つことができるとしている。「それは聞いていないが、全チームが同じ時間のプレッシャーにさらされていると思う」とザク・ブラウンはコメント。「それが日曜日の午後6時かどうかというのはちょっと具体的すぎるが、我々としては、今週末に決定する必要はない」マクラーレンとホンダの決別が濃厚とされているが、ザク・ブラウンは、ホンダが成果を挙げてくれば、パートナーシップを継続することを除外してはいない。マクラーレンとホンダが継続する道はあるかと質問されたザク・ブラウンは「あるだろう」とコメント。「我々はもっと競争力のあるエンジンを必要としているし、彼らは逸れに取り組んでいる。なので、我々は検討する必要があるし、まだ確定はしていない。彼らが我々が必要としている場所に到達できるかどうか考えなければならない」「今、彼らはいろいろなことをやっている。彼らは外部のコンサルタントと仕事をしているのはご存じかと思うが、それは新しいことだ」ザク・ブラウンは、今後数日でエンジン問題は片付くと確信している。「現時点では100%ではない。もしそうだったら、決定し、プランを持っているだろう」「何をするにしてもリスクの要素は伴う。だが、それがF1だ。ギャップを縮める必要がある」