ホンダは、2016年のパワーユニットで大きな進歩を果たしており、馬力面でフェラーリに十分に並べると AS が報じてる。同紙によると、ホンダはパワーユニットからさらに223馬力を引き出す方法を見つけたと報道。それが事実であれば、2015年にチャンピオンを獲得したメルセデスのパフォーマンスのほぼ圏内までホンダは進歩することになる。
昨年、ホンダのエンジンはメルセデスと比較して70馬力劣っていると考えられており、ロングストレートでのERSのデプロイメントを含めれば、2倍近くの差がついていたとされている。フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンは、スパのような高速サーキットでは1周につき2秒以上の不足に苦しんでいた。ホンダは、パフォーマンス問題を解決するためにクリスマスと正月を返上して24時間体制で作業をしていると報じられている。長く、暑いレースでは、マクラーレン・ホンダは、故障を避けるためにERSなしの低いパワーで走らなければならなかったが、ホンダは、ターボパワーの増加だけでなく、信頼性問題に対処するために冷却システムも再配置しているとされる。マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、“サイズゼロ”の採用を擁護している。「メルセデスに勝ちたければ、もっと良いことをしていかなければならない。我々がデザインと作業のために決定した方法は、別の道を進むことだった」とエリック・ブーリエはコメント。「野心的すぎたか? そう言うのは早すぎると思う。我々は待たなければならない」「それはまったくエンジンに影響を与えていない。我々は彼らに出来る限りタイトなクルマを望んでいると伝えたが、サイズに関しては決して無理強いはしていない」マクラーレンは、MP4-30のデザインのためにレッドブルからピーター・プロドロモウを獲得している。ジェンソン・バトンは「彼のアイデアが好きだし、僕たちドライバの意見を聞くという彼の仕事方法が気に入っている」とコメント。「ドライバーとして、聞いてもらえるのは素晴らしい感覚だ。クルマに乗っているのは僕たちだし、何が起こっているかをわかっているからね」「彼はリスナーだし、実際にその情報を生かしている。それが目に見えるのは嬉しい」「彼は良い仕事をしているけど、彼にとって簡単な時間ではない」ホンダは、トークンシステムによって、2015年にパフォーマンスのための大幅な変更をすることができなかった。だが、ホンダが、パフォーマンスと信頼性の懸念に対処するために大幅な進歩を果たしたとの報道が真実だとしても、それは昨年低迷したホンダのことが取り上げられているだけであり、ライバルチームも同じ量の改善ができるということになる。各エンジンメーカーの改善が判明するのは、2月22日に始まるプレシーズンテスト、さらには3月20日の開幕戦オーストラリアGPになるかもしれない。関連:ホンダの弱点、デブロイメントとは? - 2015年10月15日
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