スペイン・バルセロナでの第2回合同テスト3日目は、フェルナンド・アロンソに代わって、ケビン・マグヌッセンが走行。順調にテストプログラムを消化し、貴重なデータを得ることができた。MP4-30での初走行となったケビン・マグヌッセンだったが、早々にマシンに慣れ、走行距離を伸ばしていった。しかし、オイル漏れが発見されたため、この日のプログラムは終了となった。
新井康久 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)「パワーユニットはうまく機能しており、レース仕様のスペックも準備できました。あとは、レースシミュレーションをさらに行い、信頼性を向上させていく段階にあります。さらなる進化をさせていくべく、明日は耐久性のテストに取り組んでいきます」ケビン・マグヌッセン「今年のマシンは、昨年型と全く異なるものでした。挙動の予測しやすさと、扱いやすさが向上していて、調和の取れたマシンだと感じました。まだ速さは発揮できていませんが、ベースとなる性能はしっかりしていますし、さらなる伸びしろを感じます。今の方向性で続けていけば、いいマシンになると思います。新車をドライブするのは楽しいことですし、昨年取り組んできたことが今年型に反映されていると感じました。Hondaとの仕事もうまくいきました。彼らはとても熱心で、心から成功を求めていて、時間はかかるかもしれませんが、彼らは勝つためにここにやってきたのだと感じました」