スペイン・バルセロナでの合同テストが、22日(日)で最終日をむかえた。ここまで3日間で走行距離を十分に取れていないことから、最終日は予定を変更し、ドライバー2名が走行することになった。午前中の走行をフェルナンド・アロンソが、午後はジェンソン・バトンがそれぞれ担当する予定だった。
しかし、午前の走行の終盤にフェルナンド・アロンソがターン3でクラッシュを喫した。アロンソは意識があり、サーキットのメディカルチームとも会話ができる状態だったが、病院へ搬送され、CTスキャンとMRI検査を受診。ケガはなかったものの、この日は病院で過ごすこととなった。このアクシデントで衝撃を受けたマシンとパワーユニットの確認には時間がかかり、テストの残り時間も少なかったため、マシンの修復を急がず、この日の走行は終了することを決めた。チームは、次回、再びバルセロナで行われるシーズン前最後のテストに向け、準備を進めます。エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)「フェルナンドのアクシデントは、テストではよく起こることです。幸いにも彼は負傷していませんが、脳震盪を起こしたために、大事をとって今晩は病院で過ごすことになりました。一部報道ではアクシデントの深刻さが誇張して報じられていますが、これはテストにおいてはよくあるアクシデントです。マシンのダメージもそれほどひどくありませんが、今後、ギアボックスやパワーユニットのシステムチェックに時間をかける必要があり、今日の走行を終了することを決めました。今週のテストはチームにとって厳しいものでしたが、来週は、これまでよりもプッシュした走りをしていきます」
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