マクラーレン・ホンダは、本格的な活動開始となった前日に引き続き、アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われているFIA公式テストの2日目に参加した。午前9時のコースオープン前に、パワーユニットの始動はできていたが、電気系統の課題が見つかったため、その原因解明に時間が費やされた。
午後のセッションでは、マシンが走行を開始。ドライバーのストフェル・バンドーンが、インスタレーションラップを完了し、計画していた4周の走行に入ろうとしたが、そこでマシンがストップ。問題の原因究明と解決に取り組んだが、走行終了の時間が迫っていたこともあり、ここでテストプログラムは終了となった。チームは、マクラーレンのテクノロジーセンターに戻り、引き続き問題を調査する。エリック・ブーリエ (マクラーレン レーシングディレクター)「タフな一日に見えたかもしれないですが、今回のテストは、これから実践を積んでいく上でのひとつの過程です。車体とパワーユニットを一体とするための複雑な仕組みを十分理解でき、 クリスマス休暇前に課題を発見できてよかったです。来年2月のヘレステストで、課題が見つかるよりはよかったですが、このアブダビテストで解決したかったです。 ただ、McLarenとHondaの双方にとって、今回のテストに参加できたことはプラスであり、両者の関係は素晴らしいスタートを切りました。コミュニケーション、連携ともにうまくいきましたし、ガレージには将来へ向けた強い意志を感じさせる雰囲気があふれていました」新井康久 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)「システムの起動とのデータコミニュニケーションに課題があり、思い通りの走行ができませんでした。しかし、今回の走行テストを通じて、この複雑なシステムについて整理ができ、何が重要かが分かりました。2月のヘレスでのテストに向け、さらにマクラーレンと連携し、開発を加速させます」
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