ホンダが、F1復帰にむけてエンジン開発に着手していることが明らかになった。複数のメディアは、ホンダ関係者の証言として、ホンダがF1に復帰する方向で調整していると報道。すでにホンダは国内でエンジン設計、開発に着手しており、外国人エンジニアと契約してアドバイスも受けているという。
ホンダは、これまでも報じられていた通り、シャシーとエンジンを手掛けるコンストラクターとしてではなく、エンジン供給というカタチで2015年の参戦を検討しているという。エンジン供給先は、マクラーレンが噂されており、実現すれば「マクラーレン・ホンダ」が復活することになる。現在、マクラーレンにF1エンジンを供給するメルセデス・ベンツも、ホンダのF1復帰に備えて情報流出の阻止に動いていることを明らかにしている。F1は、2014年から1.6リッター V6ターボエンジンを導入。現在、環境面への配慮から欧州を中心に市販車では小排気量のターボエンジンが広まっており、F1で培った技術の市販車へのフィードバックが期待できるようになる。ホンダの伊東孝伸社長は今年2月、F1復帰について言及。「今は一生懸命勉強している最中です」と否定も肯定もしていなかった。ホンダは2008年にF1から撤退。現在、一時期に比べて業績は回復しているが、エンジン開発などのコストの影響も大きいため、F1復帰について慎重に最終判断を進めていくという。関連:ホンダ、2015年 新F1エンジン音を公開 - 2013年10月19日
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