ルイス・ハミルトンは、2024年F1第9戦カナダGP初日のフリー走行を7番手で終了。雨の影響を受けた2回のプラクティスセッションから得られた限られたデータにもかかわらず、メルセデスがF1のトップに近づいていると信じている。メルセデスがモナコで走らせた新型フロントウィングと連動する改良型フロントサスペンションのウィッシュボーンを導入した。このウイングは、シーズン当初の分離されたショートコードトッププレーンよりも、より伝統的な上部エレメントデザインを採用している。
ウェットコンディションが両セッションに影響したため、メルセデスが改良点から得られる情報は限られていたが、それでもフロントとリアのバランス調整には役立った。ハミルトンは、金曜日の2回のセッションでウェットコンディションでの走行に自信を感じ、メルセデスが最終的にどの位置に落ち着くかを予測するのは時期尚早だとしながらも、レッドブル、フェラーリ、マクラーレンのトップ3チームに肉薄し始めているのではないかという感触を持っている。「正直なところ、自分たちのポジションを言うにはまだ時期尚早だ。僕は闘志に満ちているし、マシンが僕のインプットに反応しているように感じる。そして、言ったように、本当に自信を持っている」とハミルトンは語った。「でも、土曜日にコースに出てみないとわからない。僕たちにとってはいつもと違う日になることが多いので、明日はいい日になるといいなと思っている。「どちらのコンディションでも、今日は本当に調子が良かったので、期待している。今週末は、もっと上位に近づけたような気がする」FP1でピットレーンオープンが20分遅れた後、ハミルトンは『自分が最初にコースに出たい』と語り、チームにコース上での十分な時間を確保するよう求めた。また、昨年末に実施されたモントリオール・サーキットの路面再舗装作業について理解を深めたいとも付け加えた。この再舗装により、サーキットの路面は全体的に滑らかになったと一般的に考えられている。「最高だったよ。とにかく早く走りたくて、1秒1秒が惜しくて『早く、早く』とみんなを急かしていたんだ。どんなコンディションでもコース上での時間を最大限に使えるようにね。「ここは基礎を積み上げるコースなので、できるだけ多くの時間をコース上で過ごし、路面とランオフエリアの一部に施された変更点とコンディションの両方を理解することが重要だ。本当に良いセッションだったし、マシンの感触も強かった」