ルイス・ハミルトンは、2023年F1アメリカGPの決勝を2位でフィニッシュしたものの、レース後に車両規定違反で失格となった。ミディアムタイヤでスタートしたハミルトンは、1ストップを思わせるほど第1スティントを伸ばしてハードタイヤに交換。他のドライバーにタイヤ面でオフセットをつくった最終ステントでは、ミディアムタイヤでオーバーテイクを重ね、優勝したマックス・フェルスタッペンを2.225秒差まで追い詰めた。
しかし、レース後にマシン下のプランク(厚板)が規定の9mmを下回っていることが検査で発覚し、失格処分となった。「まずはマックスとレッドブルを祝福したい。彼らは1年を通して信じられないような仕事をし、圧倒的なパフォーマンスを見せ、ほぼ完璧だった」とハミルトンはコメント。「終盤は追い上げていたし、できると思っていたけど、あと数周が必要だった」前戦カタールGPでは、チームメイトのジョージ・ラッセルとの同士討ちで1周目にリタイアを喫していたハミルトンは、チームの戦うことを決意していたと語る。「このアップグレードをここに持ち込むために多くの作業があったし、前戦カタールのあとで大変だった。チームを失望させたという思いが強かったので、自分をここに戻すために深いプロセスを経なければならなかった。どう転ぶかではなく、どう立ち上がるかが重要なんだ。ハードに戦う気分でここに来たし、最高の気分だった。自分のパフォーマンスに本当に満足している」「全体的に見れば、今日はまだ最適なパフォーマンスを発揮できなかった。ペースは良かったし、マシンのフィーリングも良かった。周りのドライバーーがとても速かったので、レースをするのは大変だった。振り返れば、今日は勝てたかもしれないけれど、前進しているのでポジティブな気分だ」「レース後に失格になったのはもちろん残念だけど、それでも今週末の進歩が損なわれるわけではない」
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