ルイス・ハミルトンは、F1オランダGP予選で角田裕毅の妨害によってQ3進出を逃したという指摘を否定した。ザントフォールトでは一日中雨が降り、予選は難しいコンディションとなり、ドライバーたちは最初はインターミディエイトタイヤでセッションに取り組み、最後には徐々にスリックタイヤに切り替えていった。
7度のF1チャンピオンであるハミルトンは、乾き始めたコンディションの中、インターミディエイトを履いていたライバルたちよりも1周早くファイナルラップを迎えたため、よりフレッシュなタイヤを履いたライバルたちがトラックの進化を利用するなかでQ2で敗退した。セッション後、スチュワードは、アルファタウリの角田裕毅がターン13でハミルトンのメルセデスをブロックしたとして3グリッド降格ペナルティを科した。「前の周で他の何人かが邪魔をした。角田は少し邪魔だったけど、彼が僕にタイムを失わせることはなかった」とハミルトンはメディアに語った。今シーズン2度目のトップ10入りを果たせなかったことについて、ハミルトンは「最後に速いラップを2周したけど、タイヤがオーバーヒートしてしまって、最終ラップでタイムを更新することができなかった」「あまり良くなかった予選と同じクルマを使っているので、(燃料を積んで)クルマがもう少し重くなったら、前進できるかことを願っている」「オーバーテイクするのは簡単なトラックではないけど、レースではベストを尽くすつもりだ」