メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、2023年F1モナコGPを4位でフィニッシュ。チームメイトのジョージ・ラッセルも5位入賞を果たしており、メルセデスF1チームはW14で一歩前進を果たしたと語った。メルセデスF1は、今週末のF1モナコGPでマシンに一連のアップグレードパーツを導入し、ハミルトンは予選6位、シャルル・ルクレールのペナルティにより5番グリッドに昇格した。
ハミルトンはスタートポジションから1つ順位を上げて4位でフィニッシュ。チームメイトのジョージ・ラッセルは、レース中に3つポジションを上げ、5位に続いた。「良い結果だ」とハミルトンはレース後、メディアに語った。「チームとして全体的に良い改善が見られた」「僕たちは一歩前に踏み出したと思う。今日のようなトリッキーなレースで4位と5位を獲得できたことは、本当に素晴らしい結果だと思う。チームは今日、戦略面で本当に堅実な仕事をした。フェラーリを飛び越えることができたのは素晴らしいことだと思う」ハミルトンは、50周を過ぎたあたりで突然降ってきた雨について、コース上で管理するのは「とても、とても、大変だった」と認めた、「どんなに大変だったかを説明する言葉もない」と語った。「僕のほうは、インターミディエイトタイヤの温度が上がらず、つま先立ちになってしまった。僕たちのクロスオーバー(ピットコール)は良かったと思う。ただ、ピットストップをしたときに雨が降ってきて、みんなに遅れをとってしまった。だからちょっと不利になってしまったし、ちょっとトリッキーになってしまった。でもミスはなかった。コース上にとどめておくことができた」メルセデスF1は、タイヤは熱を持ちにくいため、ウェットコンディションはより困難だったとハミルトンは認めた。「とても、とても神経質だったし、タイヤが機能していなかったので、まるで氷の上にいるようだった」とハミルトンは語った。「でも、しばらくするとタイヤが機能し始め、調子が良くなり始めた。危うくコースアウトして、クラッシュして、大シャントするところだった。でも、すごかった」ハミルトンは、来週末のスペインGPで、メルセデスのアップグレードがどれだけパフォーマンスに影響を与えたか、より明確にわかるだろうと感じているという。「クルマは進歩したし、前に進んでいると感じている」とハミルトンは語った。「来週は、中高速コーナーでプッシュできるような場所なので、もっと良い感触を得られると思う。でも、全体的には僕たちにとってこの週末はポジティブなものだったと思う」