メルセデスF1のルイス・ハミルトンが、2021年FIA年間表彰式に出席しなかったことで、どのようなペナルティを科せられるかについてすでに多くの議論が行われている。物議を醸すF1アブダビGPのファイナルラップでマックス・フェルスタッペンとのタイトル争いに敗れたルイス・ハミルトは、表彰台には登壇したものの、メディアと話をすることはなかった。
それ以来、ルイス・ハミルトンは水曜日にナイトの称号を授与するためにウィンザー城での式典に出席することを除いて、目立たないようにしている。F1の競技規則では、チャンピオンシップの上位3名はFIAの年間表彰式に出席する必要があると規定されており、FIAはルイス・ハミルトンの欠席について話し合うと述べている。一方、新たにFIA会長に選出されたモハメド・ベン・スライエム会長は、規則違反は無視できないが、F1アブダビGPで起こったことによってルイス・ハミミルトンは「壊された」と感じており、寛大な処置を下す可能性もほのめかしている。ただし、この問題について話し合われることは明らかであり、ペナルティの可能性は残っている。では、有罪となった場合、ルイス・ハミルトンはどのような罰を受ける可能性があるのだろうか?罰金もしくは戒告処分の形がとられる可能性がある。だが、戒告処分はルイス・ハミルトンの2022年に影響をもたらす可能性がある規則では、12か月間に3回の戒告処分を受け、そのうち2回がコース上でのアクションに関連するであった場合、ドライバーは10グリッド降格ペナルティが科される規定されている。F1競技規則 18.2同一の選手権の中で戒告処分を3回受けたドライバーは、3回目の処分決定により、その競技会にて10グリッド降格の罰則を受ける。その3回目の戒告が、決勝レース中の事件に続いて科された場合は、10グリッド降格の罰則は、当該ドライバーの次の競技会に適用される。10グリッド降格の罰則は、戒告処分のうち少なくとも2回が、運転に関する違反であった場合にのみ科される。現在、ルイス・ハミルトンは、F1メキシコGPでのトラックリミット違反、F1サウジアラビアGPのプラクティスでのニキータ・マゼピン(ハース)への進路妨害によって2つの戒告処分を受けている。したがって、3回目の戒告処分が科された場合、2022年の開幕戦F1バーレーンGPで10グリッド降格を科される可能性がある。だが、ルイス・ハミルトンが罰せられるかどうか、いつ罰せられるかがわかるまでには、しばらく時間がかかる可能性がある。RacingNews365.comは、これをさらに調査する決定が下された場合、誰が事件を調査するかにも依存する可能性があると報じている。それは国際法廷、もしくはF1レーススチュワードの次のパネルに委ねられるかもしれない。どちらの道を選ぶかは、最終的にはFIA会長が決定する。
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