メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、2020年のF1世界選手権 第9戦 F1トスカーナGPで優勝。通算勝利数を90勝にのばした。ポールポジションのルイス・ハミルトンは、スタートでチームメイトのバルテリ・ボッタスにリードを奪われて2番手に後退。しかし、赤旗後のリスタートでリードを奪い返すとそれ以降はその後はレースをコントロールし、ファステストラップも記録。
今季7勝目、通算90周目を挙げ、ミハエル・シューマッハの保持するF1最多勝利数まであと“1”に迫った。「今日は僕が経験してきた中でも心身ともに最もチャレンジングな日だった。正直、かなり疲れているけど、このようなクレイジーなレースで優勝するのは素晴らしい気分だ」とルイス・ハミルトンはコメント。「ちょっと放心状態だし、1日に3レースをしたような気分だ。信じられないくらいタフだった。このトラックは驚異的だし、バルテリがハードにプッシュしてきたので、まったく楽なレースではなかった」「リスタートのすべてで集中力が求められたし、本当に大変だった。最初のスタートは素晴らしいものではなかったし、バルテリにポジションを奪われてしまったけど、2回目のスタートはうまくいったし、ポジションを取り戻すことができた。それ以降は快適なアドンバンテージを築いていたけど、その後また赤旗が出た。あのようなリスタートでは何が起こるかわからないけど、幸いにも最後のリスタートでその日のベストと言えるスタートができて、ポジションを維持することができた。バルテリはずっとすぐ近くにいたので、1つもミスは冒せなかった。彼はストレートですぐに僕を抜くことができる場所にいた」「この結果を可能にするためにハードワークをしてくれた現場とファクトリーのスタッフに心から感謝している。素晴らしいサーキットだし、将来また戻ってきたい」関連:F1トスカーナGP 結果:大荒れのレースでハミルトンが今季6勝目。レッドブルF1のアルボンが嬉しい初表彰台3位