ルイス・ハミルトンは、2018年までメルセデスは現行F1マシンの弱点に対処することはできないと考えている。F1シンガポールで勝利を手にしたルイス・ハミルトンだが、メルセデスはマリーナ・ベイのような低速でハイダウンフォースのサーキットで全般的に苦戦を強いられてる。
ライバルのフェラーリは、モナコとハンガリーで1-2フィニッシュを達成。シンガポールでもセバスチャン・ベッテルがポールポジションを獲得し、5番手だったルイス・ハミルトンに0.635秒、バルテリ・ボッタスには1.319秒の差をつけた。バルテリ・ボッタスは、メルセデスが取り組んでいたW08へのアップグレードがシンガポールに間に合わなかったことを明かしているが、ルイス・ハミルトンは、クルマの弱点はあまりに基本的なものであり、シーズン終了までに解決するのは難しいと考えている。「この週末は、僕たちのクルマの強みと弱点、そして、その特性を本当に示していると思う」とルイス・ハミルトンはコメント。「ドライコンディションではどうにもならなかっただろう。たぶんモナコに次ぐ、僕たちの最弱のサーキットだったかもしれない。明らかに勝利は素晴らしい結果だ」「僕たちは気を抜かずに、このクルマからすべてを引き出そうとしている」「僕たちは自分たちにできることを理解している。将来にもっと良いものを作り出せると思う。でも、このクルマでは実現しないだろう。次のクルマのためのポテンシャルだ」「実際、僕たちは他ではかなりいいので、その部分を悪化させないようにしなければならない」F1シンガポールGPを終え、ルイス・ハミルトンは、セバスチャン・ベッテルに対するリードを28ポイントに広げた。今後のサーキットはメルセデスにより適しているはずだが、ルイス・ハミルトンはシーズン終了まで接戦が繰り広げられることになると考えてる。「マレーシアは問題ないと思う。でも、そのあとの日本はハイダウンフォースサーキットだし、接戦になるかもしれない。レッドブルはあのサーキットでとても強い。僕たちの最強のサーキットではないことは確かだ」「オーストティンは問題ないと思う。ブラジルはフェラーリとレッドブルが特に強いと思う。フェラーリは強いだろうね」「正直、今後数戦はとても接戦になると思う。予想するのは難しい。例えば、メキシコは最大のダウンフォースをつけるけど、高度が高いのでドラッグがほとんどないし、クルマはもう少しダウンフォースを得られるかもしれないので、僕たちに有利かもしれない」「でも、全てが憶測に過ぎない。そこに着いたときにわかるだろう」