ルイス・ハミルトンは、さらなるエンジントラブルを避けるために、フリー走行をスキップすることを含め、何でもするつもりだと語る。ルイス・ハミルトンは、F1マレーシアGPで先頭を走っている際にエンジントラブルが発生してリタイアを強いられ、タイトル争いで遅れをとった。ルイス・ハミルトンのエンジンに深刻な問題が生じるのはこれで今季3度目であり、ラスト5戦で残されたエンジンは新品が1基、3レースで使用済みのものが1基となった。
ルイス・ハミルトンは、チームメイトのニコ・ロズベルグとのチャンピオンシップ争いでこれ以上不利にならないよう、チームが問題を完全に究明した際にはトラブルを避けるために何でもすると語る。「僕たちには43基もあったんだし、なぜこういうことが僕に起こり続けているかを理解する必要がある。メルセデスのマシンが8台いて、僕と同じエンジンを積んでいるのに、僕にだけ故障が起こる。メルセデスにとって僕はナンバー1ドライバーだから、こういうことが起こったときにはもちろんそれが何なのか理解したいし、どうやって再び起こらないようにするのか把握したい」「今、気にしているのは、僕には2基のエンジンがあって、それが最後まで持つように彼らにできることは何だってしてほしいということだ。それがセッションに参加しないということなら、僕は走らない。レースで持つように何でもするつもりだし、それが僕のすべきことならやるよ」しかし、メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、そのような状況にはならないと語る。「我々には2基のエンジンが残されており、そのうち1基は3レースを走っていて、もう1基は新しい。今後のレースに向けて、我々は詳細にチェックするつもりだ。とは言え、それはこれまでにもやっていることであり、我々は自分たちのアプローチを科学捜査的に行い、あらゆる細部を確認している。特定の問題を調べるために必要なことは行なう予定だ」「しかし、フリー走行をパスするとなると、彼の週末全体に影響してしまう。我々はもっと信頼性の高い状況でレースを迎えたい」以前、自分が直面した問題から強さを引き出していると語ったルイス・ハミルトンだが、最近の後退からは真にポジティブなものは引き出せないと認めた。「経験を通じて成長していく時というのはあると思うけど、あるポイントまでくると成長という意味では衰え、すべての経験をやり遂げる。僕はもうすでにかなり強い」関連:メルセデス:ルイス・ハミルトンに悪夢 / F1マレーシアGP