ルイス・ハミルトンにとってF1ドイツGPは2周目でエンジンパワーを下げられるほど余裕のあるレースだったようだ。 抜群のスタートでメルセデスのチームメイトであるニコ・ロズベルグの前に出たルイス・ハミルトンは、その後一度もリードを譲らずにゴールした。タイトル争いのライバルであるニコ・ロズベルグはスタートでレッドブル勢の後ろの4番手まで後退。
ルイス・ハミルトンは、次にエンジンを交換すればグリッドペナルティが待っているため、エンジンを最後まで労わろうと考えたという。マシンをどのように管理したのかと質問されたハミルトンは「確か、2〜3周目にはエンジンを大幅にターンダウンした。かなり早い段階から絞っていた。『ハマータイム』と言われて元に戻して、必要な時にギャップを広げた」 「最後はとにかくそのエンジンを長く持たせようと思った。ターンダウンすれば、パワーを全部使うよりエンジンには優しいからね。少し抑えておくことで、寿命を延ばせると思って・・・いつ壊れるかわからないからね。僕たちの誰にもわからない。だから、できるだけ優しく扱いたかった。それだけだ」 最後のピットストップを終えてソフトタイヤを履いたルイス・ハミルトンに対し、レッドブルのダニエル・リカルドはリードを縮めたが、それは単純にマシンを温存していたためだとハミルトンは語る。「僕は11秒前にいて、タイヤをとても労わっていた。5秒くらいまで縮まったと思うけど、『よし、そろそろ戻そう』と思ってそうした。その後、差が開いたかどうかは覚えていないけど、レース全体を通して完全にコントロールしている実感はあった。いつも経験できることではないよね」関連:【動画】 2016 F1ドイツGP 決勝レース ハイライト
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