ルイス・ハミルトンは、フリー走行2回目のクラッシュはハンガロリンクに新しく設置された縁石が原因だと語った。 フリー走行1回目でトップに立ったルイス・ハミルトンだったが、2回目はわずか5周で11コーナーでスピンを喫し、ウォールにクラッシュ。なんとか体勢を立て直してピットまで戻ったが、マシンの左サイドにはダメージがあり、メルセデスはセッション後半に故障するリスクを考えてハミルトンのセッションを打ち切ることにした。
クラッシュ後、ルイス・ハミルトンは念のためメディカルセンターで検査を受けているが、“どこも怪我はない"と述べた。状況説明を求められたルイス・ハミルトンは「いや、あそこ(11コーナー)には新しい白い縁石がある。たぶん、リアホイールをほんの少し白線に載せて、あの縁石に触れてしまったんだと思う。かなりスリッピーだ。正直、どうしてあそこに設置したのかわからない。前のままで良かったよ」「ウォールには真横から当たったので、離れることができた。ウィッシュボーンに力がかかりすぎただけで何も壊していない。でも、また出ていってどれかを壊してしまったらまずいので、戻るのはやめたんだ」 だが、ルイス・ハミルトンは、11コーナーに向けてターンインする前に突っ込みすぎてしまったのも事実だとして、スピンがコースせいだけだとは言えないと認めた。 「コースだけが悪いというつもりはない。僕がホイールを悪い位置に置いてしまったのは明らかだ。去年のコースの方が好きだけど、それはそれだ。コースの向きが変わったわけではないし、今でも素晴らしいコースだ。でも、少し感覚が違う」このクラッシュによってルイス・ハミルトンはセッションの大半を失ったため、燃料を多く積んた走行をしないまま日曜日のレースを迎えることになる。それについては、チームメイトのニコ・ロズベルグが得たデータが頼りとなる。 セッションを失ったことがF1ハンガリーGPでの5勝目に影響する可能性を聞かれたルイス・ハミルトンは「そのうちわかるさ。ニコはかなりいい走りをしていたので、そこから僕も学べる。ペースはいい感じだったし、それまでは好調だった」 「もちろん物事には流れがあるので、セッションを失えば、その分失うものがある。僕は今日、ロングランができなかったで、レースで初めてアタックし、タイヤの使い方を知ることになる」 「もっと悪い展開だってあり得た。幸い、クルマは1つのままだ。こういう暑いコースでは、いかにタイヤを使いこなすかが重要になる。僕はレースがどんな感じになるかを学ぶ機会が得られなかった。でも、むしろワクワクするね。何もプランのない状態でレースを迎えられる。1周ずつやっていくことになるし、僕のドライビングがより大きな役割を果たすことになる」関連:【動画】 ルイス・ハミルトンがクラッシュ / F1ハンガリーGP (FP2)
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